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プロ棋士vs将棋ソフト:プロ棋士、五番勝負ですでに2連敗。なぜコンピューターと真剣に戦うのか?(1/5ページ)

2014.03.27

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 プロ棋士とコンピューター将棋ソフトが戦う「将棋電王戦」で、プロ棋士が窮地に立たされている。五番勝負の第1局、第2局ともプロ棋士が敗れて2連敗。勝ち越すためにはもう1敗も許されない。相手はたかが将棋ソフト、されど高性能コンピューター。なぜプロ棋士はかくもコンピューターに真剣勝負を挑むのか。

「万里の長城を築きながら、そこから穴が開いて攻めこまれた」

 電王戦の第1回が行われたのは2012年1月14日。日本将棋連盟会長の米長邦雄・永世棋聖(故人)が将棋ソフト「ボンクラーズ」と対戦し、米長永世棋聖は敗れた。対局後の記者会見で、米長氏が「万里の長城を築きながら、そこから穴が開いて攻めこまれた」と敗北を表現したのが印象に残る。

 第2回は2013年の3月から4月に五番勝負で行われた。5人のプロ棋士に対して5種類の将棋ソフトが挑む団体戦だった。結果はプロ棋士が1勝3敗1引き分けと敗れた。

 コンピュータ将棋協会の瀧澤武信会長(早稲田大学政治経済学術院教授)は記者会見で、「39年前に将棋のプログラムを作ったが、このような日が来るとは思っていなかった。プロが対局してくれるようになって、しかも勝つようなものが出来るとは私自身も非常に驚いている」と感慨と驚きをこめて語っている。
 ⇒ 人工知能は“名人”の夢をみるか?

 1997年、チェスの世界チャンピオン、ガルリ・カスパロフ氏が米IBMのスーパーコンピューター「ディープブルー」に敗れた。将棋はチェスと違い、相手から奪った駒を再び使用することができるため、考慮すべき局面の数が段違いに多くなる。それでもコンピューターが進化し、トップクラスのプロ棋士と比肩するレベルまで到達したのだ。ここ数年、プロ棋士に対して将棋ソフトは7割以上の勝率を収めているという。

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