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インタビュー南雲吉則氏 「働き盛りのからだ」を取り戻す3つの極意医療

南雲吉則の極意その2:40代以降の健康の秘訣は何とノンエクササイズ。日常生活の中で動け!(1/5ページ)

2012.11.30

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文/梅方久仁子
写真/稲垣純也

 ナグモクリニック総院長の南雲吉則氏に聞く中高年サラリーマン向けの健康の秘訣の第2回。今回のテーマは、運動だ。運動は健康にいいというのが世間一般の常識だが、南雲氏が提唱するのは、なんと“ノンエクササイズ”。エクササイズ(運動)をしないって、どういうこと? その詳細を聞いてみよう。

心臓の細胞は、一度傷ついたら終わり

 運動は健康にいいというが、南雲氏はあえて“運動”を薦めない。「無理してたまにジムに行くと、張り切ってついガンガンとばしてしまう。でも、心拍数を150以上に上げて1時間も走るような過激な運動は、心臓に大きな負担をかける」と南雲氏は言う。

 心筋細胞は終末分裂細胞といって、子どものときにすべてできあがってしまっている。これ以上は分裂しないので、いったん傷つくと修復できない。だから心臓に無理な負担をかけてはいけないというのだ。

医療法人社団ナグモ会
ナグモクリニック
理事長・総院長 南雲吉則氏

 心臓が拍動する回数は、あらゆる動物で一生の間に20億回と決まっている。ネズミもゾウも人間も、みんな20億回だ。拍動回数は同じなのにネズミの寿命が短いのは、心拍数が速いから。ということは、心拍数を高めるのは、わざわざ早死にしようとするようなもの。

 運動をするときには、マフェトンの公式を目安にするといい。普段運動をしている人は「180-実年齢」、普段運動していない人は「170-実年齢」までしか心拍数を上げてはいけない。例えば50歳で運動不足なら、心拍数が120になるまでだ。

 ちょっとがんばって早歩きをすれば、それだけで心拍数は120くらいになってしまう。これよりも上がると心臓にとって余分な負担だ。

「電車に乗り遅れそうだといって、階段を一気に駆け上ったりするのは、とても危険。次の駅に着いてもまだ心臓がバクバクいって、冷や汗は出る、吐き気がするとなったら、それはもう心筋梗塞の一歩手前だ」と南雲氏は言う。

 きつい運動を薦めない理由は、もう1つある。例えば、ジムのランニングマシンでガンガン走れば、着地のたびに片足の膝の関節に全体重がかかる。

 膝の関節も、心筋細胞と同じで一度傷ついたら取り返しがつかない。下手にいためると脚を悪くして、年をとれば早いうちに寝たきりになってしまうかもしれない。

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