石田淳
株式会社ウィルPMインターナショナル 代表取締役社長兼最高経営責任者

 「東京オリンピックまでは好景気が続くに違いない」

 多くの日本人がこう期待しています。ところが、それは甘い目測かもしれません。建築業界を中心とした好景気は、2018年には落ち着いてしまうのではないかという懸念が囁かれ始めました。その名も「2018年問題」と呼ばれています。

 2018年と言えば、あと3年もありません。企業はもちろんのこと、すべてのビジネスパーソンが、今のうちに打てる限りの手を打っておくべき状況に置かれているのです。

 では、個人レベルでなにができるでしょうか。

 まず、英語力を高めることは必須です。日本人は「ネイティブレベル」を目指そうとする傾向にありますが、それをやっているから遠回りしてしまうのです。重要なのはコミュニケーションがとれること。臆せず話す力、聞く力を鍛えていきましょう。

 さらに、マネジメント力もますます必要とされます。ビジネスの現場にいる人なら実感していると思いますが、今、人の採用が非常に難しくなっています。入社してきた人材をいかに辞めさせずに育てるかが、今後さらに求められるようになります。

心身の衰えに気づく「課長世代」

 さて、こうした厳しい状況下で生き残っていくために、案外ないがしろにされているのが基本的な体力や精神力の維持です。ビジネスパーソンの最大の武器は、自らの心身だということを忘れてはなりません。しかし、実際には多くのビジネスパーソンは、自分の心身の衰えに鈍感なままでいます。

 私たちの体は、男性は20代半ばから後半、女性は20代前半から半ばにピークを迎え、その後、緩やかに筋肉量も諸機能も落ちていきます。骨格や内臓などはさらに前に形成されるために、多くの生活習慣病専門医は、「男性は20歳、女性は18歳時点の体重を維持することがベスト」と教えています。というのは、それ以降に増えた体重は、ほとんどが脂肪だからです。しかも、その脂肪の多くが内臓について、さまざまな生活習慣病を引き起こす要因となります。

 このように、ピークを過ぎた肉体にはありがたくない変化が起きているのですが、ほんの少しずつであるため、なかなか気づきません。