植田寿乃
キャリアコンサルタント/ダイバーシティコンサルタント

「時短のまま、4月から課長に昇格することが決まりました!」

 女性と組織の活性化研究会(http://newo.jp)のメンバーで、学生と幼稚園児の2人の子供を育てる40代のワーキングマザーから、嬉しいニュースが今年の3月に私の携帯メールに届きました。

「時短がネックで管理職になれなければ、それでも構いません」

 彼女は、上司からの

「課長に推薦しようと思う。時短をとっていることがマイナスポイントになるかもしれないけれど、このタイミングで時短をやめるかい?」

という問いに対して、

「時短をとって働いている今の私に対して、課長に相応しいと思っていただいているのであれば、私は下の子が小学校に入るまでは時短を続けたいと思います。もし時短がネックで管理職になれなければ、それでも構いません」

と答えたと言います。それでも結果、彼女は時短のまま課長となりました。

 私は女性管理職の育成、応援をずっとやってきています。その中で、今までで一番の嬉しいビックニュースでした。ちなみに2番目は、生え抜きの女性役員になったというニュースでした。彼女もワーキングマザーです。

 ここ数年、多くの企業の女性管理職育成、応援の研修をしている中で、今年あたりから課長クラスの女性たちが増えてきているなと感じます。30代半ばから40代前半くらいの年齢です。女性の人生では、結婚して子供が数人いれば、まだ子育てでも大変忙しい時期です。24人ほどの私の研修に集まった管理職、管理職候補の女性たちが、驚くことに未婚の人しかいないことも、実は数回ありました。ほとんどが未婚で、数名結婚、しかし子供がいる人はゼロというクラスも結構ありました。

 しかし最近では、未婚者が逆に少数派となり、半分以上が結婚しており、その半分は子供を持っているというクラスも出てきています。どの状態で女性活躍推進が進んでいるかというのは、一目瞭然です。