築谷奈緒子
株式会社エイチ・アール・ディー研究所 開発部 コンサルタント

 “ASTD LEARNING SYSTEM”の日本語のまとめ資料の作成もようやく中盤にさしかかった。まだ3分の1という気もするし、これが終わればもうすぐ折り返し地点という思いもある。この“ASTD LEARNING SYSTEM”というのは、アメリカのASTDという団体が出している“人材開発のプロとしてこれは最低限知っておくべき”ことをまとめた本(9モジュールもある!)。次のモジュール4は「測定と評価」-“Measuring and Evaluation”だ。

「ちょうど期末も近いですし、このモジュールを勉強したら、私が今期の報告レポートまとめることになるんでしょうか?」

 大抵、先輩の永塚さんはちょうどいいタイミングで私に仕事を振ってくる。次の一手を読んで、先制攻撃(?)してみた。

「意気込みは買う。しかし、その『期末の分析や報告が、測定と評価である』という考えが間違っていることを、次のモジュールは教えてくれるだろう」

 ムムム。あぁ、いつになったら、永塚さんに一目置かれる存在になれるのだろう…。まあいいや。胸を借りるつもりでモジュール4のページを開いた。

イントロダクション

    5つの重要な知識領域
  1. 評価の理論と種類
  2. 統計の理論と手法
  3. 研究計画
  4. 分析の手法
  5. データの解釈と報告