船見真鈴
マイカ ヒューマンラボ 代表取締役

 私がカウンセラーとしての活動を始めたのは、今から7年前。その頃は、メンタル相談も少なく、活動の場があまりなかったのですが、その後うなぎ上りに相談件数が増え、休む暇がないほどになりました。カウンセリングやメンタルケアが浸透してきた証拠でもありますが、一方でストレスで疲弊している人が増えていることの表れでもあります。

 ストレスの原因はさまざまですが、働く人のストレスの要因の多くは職場にあります。もちろん、個人のストレス耐性の違いによって、受けるストレスやストレス反応にも違いが出ます。まずはひとりひとりがストレス耐性を上げることが、健康に働くために何よりも大切です。そして同時に、職場のストレスマネジメントをしていくことも重要です。

職場全員を短時間でカウンセリング

 ここ最近は、“心の健康診断”のようなカウンセリングをする機会が増えてきています。職場全員のカウンセリングを短時間で行うもので、心身の健康状態やストレス状態、仕事の状況などをヒアリングしていきます。

 なぜこうしたことを行うのか。まずはカウンセリングに対する抵抗感を和らげる効果があります。まだまだカウンセリングは敷居が高い(積極的に受けたくない)と思っている人が多いのが現実。しかし、一度体験していただければ、

「気軽に受けていいんだ」
「何を話しても大丈夫なんだ」
「気持ちが楽になるものなんだ」

ということを実感していただけます。そして、本当にカウンセリングが必要になったときに、抵抗なく受けていただくことができるようになるのです。もちろん、ガス抜きの効果もありますから、個人のストレスマネジメントに大いに役立てていただけます。