桐生 純子
Feel Communication 代表取締役

 日頃、組織内コミュニケーションコンサルタントとして現状のコミュニケーション体制の改善のために、様々な企業様に伺って詳細な指導をさせていただいています。その中で、先日、ある企業様から研修のご依頼を頂いた時のことです。もうすぐ設立100周年というこの会社は、従業員の意識向上研修にとても熱心。今回もご依頼状と共に送付されてきたのがA4用紙10枚につづられた熱い思いの詰まった資料でした。

「あなたの言っている“コミュニケーション”とはなんですか?」

 今回は年に一度、全国からトップリーダーを集めての研修ということもあり、日頃から各地でそれぞれに行っているエリア研修とはまた違った緊張感がありました。まさに分厚い資料を通して拝見させていただいている私にも伝わってきて、背筋が伸びる思いになります。資料は次のような感じです…。

熱のこもった講演タイトルがド~ンと載った表紙をあけると、基本理念や組織図や構成人数、主な役割や活動目的、年間活動回数など詳細に書かれたものが続きます。中でも、【背景と想い】については3枚を使って書かれていました。
今年は節電の影響もあり、サマータイム制度の導入も急激に増えました。しかし、日常的に行われる交代勤務や、ここ数年の改善課題として最も多くあげられているITの普及によるFace to Faceのコミュニケーションの減少による問題など様々な背景から、今年のスローガンとして“コミュニケーションアップ活動の推進を重点的な取り組みとして活動していく”ということが書かれていました。

 どの講演や研修でも、必ず皆さんに問いかけさせていただいている基本的な質問がありあります。このコラムを通しても問いかけています。それは、

「あなたの言っている“コミュニケーション”とはなんですか?」