大島由起子
インフォテクノスコンサルティング株式会社 セールス・マーケティング事業本部長

 最近企業の人事の方とお話していて感じるのは、ほとんどの企業にとって「グローバル化」は、もはや避けられないのだ、ということです。外国人を採用することはもちろん、外国に支社を出す、外国企業を買収する、顧客に外国人が増える・・・。それぞれの企業によってその形やレベルは異なるものの、自社で起こっている、もしくは起ころうとしている「グローバル化」に対して、何か取り組んでいかなくてはならないと考えている人事の方は少なくありません。

 私は、人材データベース、人材マネジメントシステムの構築という分野でお客様をお手伝いしています。ですから、「グローバル化」に対してシステムはどのように対応していくのがよいのか、そもそもどうやって人材データベースを構築していくべきなのか、というお話に発展していきます。

 そのなかで、「グローバル化」=「西欧化」と捉えて、外国のシステムを入ればいいのではないか、と発想するケースがあるようです。それが間違っているということではありませんが、その結果、残念ながらうまく運用ができていない企業も少なからず見てきました。

 そこで、そもそもグローバル人事をサポートしていくための人材データベースを構築するためには、何を考えるべきなのか。今回は、日本企業の人事のグローバル化をサポートするコンサルタントとして活躍中のブライアン・シャーマン氏にお話を伺いました。ブライアン氏は、2007年から2010年にかけて、株式会社ファーストリテイリング(以下FR社)のグローバル人事業務に携わり、各国の人材・組織データの集積の責任者を務めた経験もお持ちです。

グラマシーエンゲージメントグループ株式会社 代表取締役
Bryan Sherman(ブライアン・シャーマン)氏
米国ニューヨーク市人事コンサルティング会社にて日系企業(NY・LA)を対象に人事コンサルタントとして従事。その後米国住商情報システムにて人事総務部長に就任。在米日系企業が抱える人事の現場を内と外の視点で支える。来日後は株式会社ファーストリテイリングでのグローバル人事業務に参画。欧米露アジア拠点の人事マネジメント業務に従事。現在は、日本企業の人事のグローバル化をサポートするコンサルタントとして活躍中。グローバル人事を英語で学ぶという、ユニークな「英語de人事™」といった研修が好評を博している。

米国 ニューヨーク州出身。米国 Williams College 卒業 Senior Professional Human Resources (SPHR), Society of Human Resource Management, 産官学連携トランスナショナルHRM研究会 会員