水木 さとみ
医学博士・心理カウンセラー/株式会社 エム・エイチ・アイ代表

 仕事の中で降りかかる様々な出来事から自己嫌悪に陥ることはありませんか?

 実はこの“自己嫌悪”には成長するための力があると言われています。心の状態を知り、その状態に合わせたコントロール法はストレスマネジメントに有効であるばかりではなく、能力を上手に発揮していくことにも効果的です。

 ここでは、その具体的な方法をご紹介することにしましょう。

自己嫌悪のパターンを知る

 そもそも自己嫌悪には2種類の感情が存在します。

(1)自分に対して“怒り”をもつパターン
 「全く、俺は何をやっているんだろう!こんな自分が情けない!」
 「いや、自分はこんなはずではない!もっとできるはずなんだ!悔しい!」…

 これは、自分に対して腹立たしさを向ける感情です。

(2)“悲観的”になるパターン
 「自分はどうせ、何をしてもダメな人間なんだ…」
 「自分は、期待もされない価値のない人間なんだ…」
 「どうせこの先、何をやってもうまくいくはずがないんだ…」…

 こちらは、絶望的になり落ち込む感情です。