桐生 純子
Feel Communication 代表取締役

 オフィシャルの場に人が複数集まると、誰もがこっそりと自分の中で思っていることがあります。もちろん、「目標達成するためには」とか、「時間を有効に・・・」ということはありますが、もっともっとわたしたちの気持ちの出発点にあるものです。それは、「この空間で自分はうまくコミュニケーションがとれるだろうか?」「会話はスムーズにいくかな?」ということです。

 どんなに人生経験を積んだ方々でも、きちんと周りを見回しておられる方は「相手があることだから」という意識から、このような気持ちはお持ちのようです。思い通りにならない歯がゆさやコミュニケーションの取り方についての苦手意識はどの世代の人にとっても大きなテーマのようです。例えば中小企業の場合は、先代を筆頭に40~50代、30代、10~20代と、考えてみれば4世代同居のような作りになっています。4世代とまではいかなくても、多くの組織でも切実な問題ではないかと思います。

実際に行動していますか?

 私は仕事柄、経営者や教育担当の方とお目にかかる機会が多いのですが、その際「社内のコミュニケーションの取り方に問題があると指摘しながら、自分自身のやり方に『これじゃいかんだろぉ』と悩むことが多々あるんですよ。わかっちゃいるんですけどね」という率直な声を聞かせていただくことがよくあります。そんな話を伺った時には、「そこにお気付きであれば大丈夫です!」とお伝えしたくなります。と同時に「反省は猿でもできます。部下がきちんと変われるように、実際に行動(成長できる環境作り)していますか?」と、つい喉元まで出かかるのを、ビッグスマイルをしながらゴクリッと飲み込むことがよくあります。

 そういえば・・・。数十年前に「新人類」という言葉が流行したことがありましたね。覚えていますか?ちょっとおさらいしてみましょう。こんな事でした。