植田寿乃
キャリアコンサルタント/ダイバーシティコンサルタント

「本当に洋上研修に参加することを楽しみにしていました。昨年はインフルエンザで船が出なかったので、1年待ちました。この洋上での体験をしっかり身につけ、会社に戻り役立てたいと思っています。期待に胸がいっぱいです!」

 日本生産性本部の大型客船による産業人向け海外研修「生産性の船」は、今回で126回目の歴史を持つものです。私がその船の存在を知ったのは2年前。洋上と言う特別な空間での1週間近い研修とは、どんなものなのかとても興味がありました。そして、まさに今年、私はその船に乗り込むチャンスをいただきました。

 団長をトップに参加者200名を超える結団式での30代半ばのあるチームのリーダーの挨拶に、この船の参加者が企業における次世代リーダーとして期待され、また本人自身も非常に高いモチベーションで参加していることをひしひしと感じました。参加者は、30代40代を中心とした中堅社員、管理職です。そして、95%が男性でした。世の中の女性管理職、リーダー数がまだまだ少ないことは、この洋上セミナーの参加者数に反映されています。

女性リーダーを応援するための特別コース

 私が「生産性の船」を知ったのは2年前、ここで企業の女性リーダー達を応援するようなコースが展開できたら・・・という夢が芽生えていました。2009年の1月から女性と組織の活性化研究会でもご協力をいただき、ダイバーシティ・女性活躍推進のプログラムとして私の公開セミナーを主催してきた日本生産性本部の、「女性リーダーエンカレッジ洋上研修」という特別企画で、この船に便乗させていただくことになりました。

 私はこの3年ほど、多くの企業や組織から、「女性リーダー育成」「女性リーダーエンカレッジ(応援)」を目的とした研修を依頼されています。そして、その研修を行った結果、受講生達が女性リーダーとして輝き、成長してきている、後進の素敵なロールモデルになっているというフィードバックをいただき、継続的にサポートをしています。

 しかし、一部の企業には、女性だけのリーダー育成の研修などに否定的な考え方をしているところがたくさんあります。「なぜ女性だけを集めるのか?」「逆差別ではないか?」「男性と同じようにチャンスを与え、研修も同じでいい」と考えているようです。