入江倫成
株式会社 IPイノベーションズ ビジネス ディベロップメント パートナー

 このコラムでは、ICT業界の環境変化に対応した人材開発施策に関する情報をご紹介しています。ここまでは、内定者研修や新人研修、営業研修そしてエンジニア(プロマネ)研修をテーマに情報提供をさせて頂いてきました。最終回である今回は総まとめとして、7月16日にヒューマンキャピタル Online/日経BPマーケティング主催で行われた「“ICTソリューション複雑化時代”に活躍できる 次世代『エンジニア』『プロジェクトリーダー』の育て方」フォーラムのサマリーと、そこから見えてくる今後の育成施策に関してお話します。

 同フォーラムには、ICT企業内で人材開発に携わっている約150名の方々が参加。トゥビーイングズと弊社IPイノベーションズから講師として3名が登壇し、現状のICT業界のビジネス環境下でのエンジニアやプロジェクトリーダーの育成施策を「テクニカルスキル(技術系)」と「ヒューマンスキル(人間系)」の2つの観点から説明がありました。

テクニカルスキル(技術系)の育成
-全体最適視点と要件定義フェーズが益々重要に

 テクニカルスキル(技術系)の育成に関しては、IPイノベーションズ社長でASTD(*1)日本支局の事務局長でもある浦山昌志氏が講演。まずは経済全体の相互依存性や複雑性が高まっている中で、ICT業界が置かれている環境変化を示すキーワードとしてクラウド化を挙げ、以下のような認識を示しました。「2009年は250億円弱の市場規模であったクラウド関連のビジネスが、2012年には2000億円を超える市場規模になることが予測されています。このクラウドビジネスの進展がエンジニアやプロジェクトの人材要件に大きな影響を及ぼすことになるでしょう」。また、「昨今のICTと企業経営の近接化に、このクラウド化の流れが加わることで、これから一層“ICTソリューション”の提供が求められるようになってくる」と付け加えました。

 そのような中で、これからのエンジニア、プロジェクトリーダー育成に関して必要な視点として次の2点を挙げていました。「個別最適から全体最適へのシフト」と「益々重要になる要件定義フェーズの力」です。

*注1
ASTD(American Society for Training & Development)=米国人材開発機構は、1944年に設立された非営利団体で、人材開発、組織開発の分野で、コンファレンスの開催、セミナーの開催、出版、認証などを大規模に行い、常に最新情報を発信しています。

【10/8 人材育成や人材開発に携わる方向けに無料セミナーを開催します!】
◆テーマ
コスト削減、効果最大化を実現!
【ストーリー性】と【職場育成力】から「新世代」対応型の新人研修を考える

◆主催 ヒューマンキャピタルOnline、日経BPマーケティング
◆協賛 IPイノベーションズ、トゥビーイングズ
◆申し込みサイト http://www.nikkeibpm.co.jp/semi/1008/