入江倫成
株式会社 IPイノベーションズ ビジネス ディベロップメント パートナー

 このコラムでは、ICT業界の環境変化に対応した人材開発施策に関する情報をご紹介しています。今回のテーマは「エンジニア研修」です。特に「プロジェクトマネージャー研修」のこれからを考えていきたいと思います。テクノロジーやステークホルダーが複雑に関係し合うICTソリューション本格化時代に、プロジェクトマネージャー研修は今後どのような流れになっていくのでしょうか。

プロジェクトマネージャーの成果の出し方が変化

 先日あるシステムインテグレーターのSE部長がこんなことを言っていました。

「あるプロジェクトでメンバーに担当させている技術領域は、自分は全くと言っていいほど知らない技術領域。でも私はプロジェクトマネージャーとしていろいろな責任を持っていますから、マネジメントしないとならないんです。ただ、そのメンバーが担当している技術領域に関して口出しできないので、果たして自分のマネジメントがそのメンバーに効果的に機能しているかどうか分からない。でも、何か問題が発生する前に技術的なリスクは洗い出しておかないといけないし。正直とても悩んでいます。これから多分こういうプロジェクトは増えてくると思うので・・・」

 こういう悩みをお持ちのプロジェクトマネージャーの方は少なくないと思います。例えば皆さん、このSE部長さんの悩みの原因は何だと思われますか。いろいろな原因が考えられますよね。そもそも“優秀なプレイヤー”としての自分から、“周囲のパフォーマンスを引き出すマネージャー”としての自分への意識転換が出来ていないがゆえに、メンバーの仕事に介入しないと気が済まない(それをマネジメントの仕事だと思ってしまう)ことなど。

 原因によって人材開発の解決策は異なりますが、ここではICTソリューション本格化の時代が影響している側面に注目したいと思います。では今、ICTプロジェクトの現場では何が起こっているのでしょうか。ここで、このコラムの初回にご紹介した図を再度ご覧頂きます。

 この図は企業経営とICTの関係の近接化が、結果としてステークホルダーの増加に繋がっていることを示した図です。

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