水木 さとみ
ホスピタリティー・トータル・カレッジ理事長

 対人関係の中で、他者の言動がとても気になってしまうことはありませんか?

自分はどのように思われているのだろう?
どのように評価されているのだろう?
理解してもらっているのだろうか?
認められているのだろうか?
必要とされているのだろうか?

 対人関係から生じる出来事から、そのことが気になり、夜眠る時にも、頭から離れず、考え込んでしまい、なかなか眠れなくなったことはありませんか?

 そもそも人は、多かれ少なかれ、周囲(あるいは特定の相手)から、理解してもらいたい・認めてもらいたい・評価してもらいたいという欲求が根底にある生き物なのです。

 このことは決して悪いことではありません。しかし、その欲求が強くなりすぎると、時に、自分らしさを失っていくことがあります。

 他者から理解され、認められるためには、期待に応えなくてはなりません。期待に応えられているうちは自らの気持は安定しているのですが、期待に応えられなくなってしまった時、急に“不安”が襲ってくるのです。そして、その不安を打ち消すために、再び期待に応えようと頑張り続けます。

 これで大丈夫だろうか、評価は得られているだろうか、必要とされているだろうか・・・と言ったことが気にかかり、次第に、相手の顔色や表情までもが気になるようになり、過敏に反応していきます。そして、そこには、常に不安がつきまとうのです。

 何かを決断する時も「期待に答えられなかったらどうしよう」「結果が出せなかったらどうしよう」「失敗したらどうしよう」「評価されなかったらどうしよう」「迷惑をかけてしまったらどうしよう」・・・・。

 こうした不安から、自然に自らの気持ちや行動に抑制がはたらきます。