細川馨
ビジネスコーチ(株) 代表取締役

 前回までに「一致協力する組織」を作るための第1ステップ「リーダーの自己変革」について、3段階に分けてお話ししました。今回からは、組織にスポットを当て、一致協力する組織になるための「働きやすい職場作り」についてお話しします。

働きにくい職場度を診断する

 このところ、入社3年以内に会社を辞める人が増えていると聞きますが、職場に働きづらさを感じたことが原因となっているケースも多いのではないでしょうか。これまでお話ししてきたように、リーダーが変革するためには、自己分析によって自分が陥りやすい悪癖や弱点を認識し、それを補う必要があります。同じように、職場を変えていこうとするときも、現状を分析し、改善していくことが何よりも大切です。

 まずは、あなたの職場が働きやすいのか、働きにくいのかを診断してみましょう。以下の項目で、当てはまるものにチェックをしてください。

□ 挨拶や雑談がない
□ 陰口が多い
□ メールでのやりとりが主で、対話がない
□ 上司が部下の提言を受け入れない
□ やって当たり前で感謝がない
□ 皆とにかく忙しく、常に「忙しい、忙しい」と口にする
□ 時間が守られない
□ 人を育てる風土がなく、新しく入ってきたメンバーが放置される傾向にある
□ 問題解決を組織としてではなく、個人ですることを求められる
□ 協力して仕事をしない風土があり、他の人が何をしているのか分からない
□ 人の成功を喜ばない人がいる
□ 上司の話に部下が反応しない
□ 部下が上司に話しかけるタイミングをうかがっている
□ 情報を組織として共有していない
□ 社員が本音を語り合わない
□ 過程を見ずに、結果だけを求められる
□ 極端に業務負荷が高い人がいる
□ 提案した人に負荷がかかる
□ 各部署や個人で重複して行っている業務や作業がある
□ 正社員と派遣社員が一緒に食事に行かない

 どれくらい当てはまるものがあったでしょうか? 該当する項目が多ければ多いほど、働きにくい度合いが高いことになります。そして、チェックした項目が「働きにくい職場」になっている要因です。これらが起こらないように、気を配り、改善することが「働きやすい職場」を作る第1歩になります。