細川馨
ビジネスコーチ(株) 代表取締役

 前回、「一致協力する組織」を作るための第1ステップは「リーダーの自己変革」であり、第1段階として成功したリーダーが組織に与えがちな弊害についてお話しました。今回は、「リーダーの自己変革」の第2段階として、リーダーは自身を知るために自己分析が重要なことと、「思考の枠」という思い込みや固定観念について解説します。

自己変革には自身を知ることが大切

 「良いリーダー」とは、メンバーを第一に考え、メンバーから信頼される人だと前回話しました。メンバーから信頼されるには、まず自分がどんな人間なのか、自己分析をして、自分自身のことを知らなければなりません。自分の強みや弱みを知ったうえで、強みは活かし、弱みは改善していく必要があります。特に弱みについては、自分でわかっていなければ、足をすくわれることになります。

 自己分析をする際には紙に書き出してみることをおすすめしますが、ここでは自己分析に役立つ次のシートをご紹介します。

 次のように進めてください。
 (1) 10の項目について、セルフチェックで該当する数値に○をつけます。
 (2) 下記の項目について、一番右の箇所に点数をつけます。
  2-1 組織に対する姿勢
  2-2 仕事に対する姿勢
  2-3 達成・成果
  2-4 人材開発・人材教育
  2-5 人間性・敬意
(3) 次のくもの巣チャートに書き込み、点と点をつなぎます。

 おわかりのように、このくもの巣チャートは上記の2-1~2-5の5つの点について分析するものです。自身の強みと言えるのは7点以上、4点以下だと弱みになります。自分の強みと弱みがわかったでしょうか?