植田寿乃
キャリアコンサルタント/ダイバーシティコンサルタント

モチベーションを上げるにはどうすればいいのか?

 オールドキャリア時代の成果主義・能力主義は、知らず知らずにモチベーションストッパーとなる管理職やリーダーをたくさん生んでしまいました。それは決して本人たちが望んだ結果ではなく、企業・組織から、頭と体を使って成果を出すことが求められ続け、それに対して忠誠心を持って対応してきた結果だといえるでしょう。

 会社ではビジネスライクに、本音と建前を使い分け、仕事だと割り切って働くことが、どこかで当たり前となってしまいました。そして、自分の感情にふたをし、「心」を意識することなどなくなってしまいました。自分の心にふたをした人が、周りの人の心を意識することなど毛頭できません。

 会社というものが、自分の気持ちを押し殺して働く、居心地の良くない場所になってしまったのはいつからでしょうか?本人だけでなく、部下も、組織もモチベーションが低迷する状態を、誰しも良いは思わないはずです。では、どうしたらそれを変えられるのか?それは管理職の気づきしかありません。

気がつくために必要な右脳の目覚め!

 「気づく」。この感覚が重要です。人が人を変えることはできません。他人に何か言われて、自分の行動を変えるふりはできても、実は本質的なところはなかなか変わりません。

 しかし人は、自分でハット気づいたときに変わります。たとえば、ちょっと太ってきて、友達から「最近太ってきたね、メタボ予備軍じゃない、気をつけないと」なんて言われても、そうかなと思いつつも、まだまだ平気などと聞き流してしまうことはよくあります。でも自分の健康診断の結果、コレステロールや中性脂肪などの値が高くなって要注意マークがついているのを見た途端、このままでは絶対にまずいと食生活を変えたり、急にジムに通い始めたりする人が多いのではないでしょうか? つまり自分で「気づいた」からこそ、自分自身の生活習慣を根本的に見直し、変えることになったのです。