植田寿乃
キャリアコンサルタント/ダイバーシティコンサルタント

活力を失わせるオールドキャリア時代のリーダーシップ

 人間力リーダー、モチベーション・リーダーが求められているダイバシティー時代に突入しているにもかかわらず、その時代の変化に気付かずにオールドキャリア時代のリーダーシップや、自己流のリーダーシップで満足している人たちがいます。

 以下の10個の質問は、部下に対して言いがちなことのチェックリストです。口には出してはいないが、実はそう思っているというものも含めて、当てはまるものがあれば、○をつけてみてください。

  1. モチベーションが低いのは根性が無いから
  2. モチベーションの高低で結果が変わるなんて甘い
  3. 落ち込むのは心が弱いから
  4. 仕事は好き嫌いでやるものじゃない
  5. 仕事は辛くて当たり前
  6. 心の状態は本人の責任
  7. やる気が無いのは怠け病
  8. 結果がすべて
  9. 仕事に感情は持ち込むべきでない
  10. モチベーションは飲みニケーションで上がる

 いかがでしょうか?私は10年前、全日空グループでマルチメディア事業部長を務めていた頃(部下30人がいました)、8つが当てはまりました。もし、皆さんの中で、よく言っていたり、思っていたりすることと当てはまるものが5つ以上あったなら、それは、かなり問題です。5つ以上の方は人間力リーダー、モチベーション・リーダーとは、正反対のモチベーション・ストッパーです。部下たちのモチベーションをモグラ叩きのように、どんどん打ちのめし、チームの活力を失わせている危険性が高いといえます。

 なんで、それがいけないのか?こうしたことを言う人は、まさに軍隊の鬼軍曹です。つまりオールドキャリア時代、軍隊型組織においては、リーダーや管理職が当然だと思っていたことです。しかし、2000年を境にダイバシティーのニューキャリア時代に突入し、それが通用しなくなった事実を見落としています。