河合克彦
株式会社 河合コンサルティング 代表取締役

人事評価は余分な仕事?

 Y社、製造1課、課長のAさんからの質問です。

 「人事評価を行っていますが、それにしてもかなりの負担です。観察記録をキチンとつけなさい、目標設定面接は十分時間を取ってやりなさい、中間時の面接を行いなさい、フィードバック面接を行いなさい、部門目標は部下を参画させて策定しなさい、部門目標分担マトリックス表で分担を決めなさい、目標設定の指導を行いなさい、評価用紙には根拠や意見をしっかり書きなさいなど。これらを真面目に全部やっていたら負担が多く、自分の仕事に影響が出るのですが・・」

 人事評価に関してこういう感覚(感想、不満)を持つ管理職は、多いのではないでしょうか。「人事評価は余分な仕事、余分な仕事ならサッサと済ませたい。それにしてもやることが多いなーーー」とのボヤキが聞こえてきます。

 この問題を考える前に、人事評価は何のために行うのかを考えることが必要です。人事評価の目的は何でしたか?これは前回いろいろ説明しましたが、改めて確認しておきましょう。

  1. 人事処遇のため
  2. 能力開発のため
  3. 価値観浸透のため
  4. モラールアップのため
  5. 業績向上のため

 前回、2.~5.が重要なことを説明ました。そのためにいろいろやることがあり、時間がかかるのです。時間はかかるのですが、手を抜いてはいけないのです。これらは管理職本来の仕事ですから。

「管理職の役割」とは?

 では、管理職の役割とは何でしょうか。管理職にはどのような役割が期待されているのでしょうか。