野本明日香
株式会社JTBモチベーションズ コンサルタント

エンゲージメントタイプ別 考察その4

 さて、このエンゲージメントタイプ別の考察も最終回。これまで組織へのエンゲージメント度合い(絆の強さ)と仕事へのエンゲージメント度合いの高さにより、良く見られるタイプに分けてグループ定義しながら、各タイプが世代による意識の違いと関連があるのではないかという仮説を立てて考察してきました。

 4つに分けたタイプの残る1つは「ファミリーカータイプ」です。このタイプの方々は、ほかの「大型ディーゼルトラック・タイプ」「スポーツカー・タイプ」「エコカー・タイプ」とは違ってごく少数と思われます。ですから、「こんな人たちがファミリーカータイプに該当するのでは?」という個別の特性になぞらえて見て行くこととします。

 さて、いま一度「ファミリーカータイプ」を定義しておきましょう。このタイプの方は仕事そのものへのこだわりや顧客との絆よりも、会社との絆をより大切にします。仕事の成果をどんどん出してお客様との絆を強めるというよりも、会社そのものや会社内の人たちと信頼関係を築き、上手くやっていくことを重要視します。

 成果主義が浸透してきた現在では、「ファミリーカータイプ」は"絶滅危惧種"的存在とも考えられますが「あえているとすれば」ということで挙げてみることにします。