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トップページ医療を変える2013年4月1日、春日クリニックが総合健康管理施設としてリニューアルオープン

2013年4月1日、春日クリニックが総合健康管理施設としてリニューアルオープン

2013.07.02 医療法人社団同友会理事長 高谷典秀 氏
高谷典秀 氏
医療法人社団同友会理事長 高谷典秀 氏

予防医学という観点から、年間約50万件にのぼる人間ドックや健診を実施している医療法人社団同友会。同機関が運営する春日クリニックは、従来の人間ドックや施設健診に加え、高精度な高磁場MRIなど最新の検査機器を導入したほか、経鼻内視鏡を取り揃えた内視鏡センターを新設。さらに、完全女性スタッフ対応のレディースフロアなど、より利用しやすい環境を整え、2013年4月1日、総合健康管理施設として新たに生まれ変わった。
リニューアルオープンした目的や受診側のメリットなどについて、医療法人社団同友会理事長の高谷典秀氏にお話を伺った。
(聞き手:日経BP社21世紀医療フォーラム・エグゼクティブ・プロデューサー 阪田英也 構成:同取材班デスク 但本結子)

今回のリニューアルオープンされた理由についてお聞かせください。

高谷 これまでの春日クリニックは、主に特別ドックや精密検査、外来診療などを行う本館と、日帰り人間ドックや健診などを行う春日クリニック第2とに分かれていました。ところが受診者からすれば、同じビルの中で予防の健診から精密検査、受診後のフォローアップまでできた方が利便性が高いわけです。それからここ1~2年の間に、レディースフロアなど1つのビル内でテーマごとに分けることで、さまざまなニーズに応えていけるようにしたいと考えたことが大きな理由です。本館の建物が古くなっていましたし、ちょうどタイミング良くこのビルのフロアが空いたことも、移転をするきっかけになりました。

4階フロア 内視鏡センター
4階フロア 内視鏡センター
内視鏡室を4室設け、前処理や休憩ができるリカバリールームも完備。胃や大腸を直接観察する内視鏡検査は患部の色調や色つやが鮮明に確認できるため、より精度の高い診断が可能になる。また、鼻からカメラを入れる負担の少ない経鼻内視鏡も設置している。

受診する側の利便性を考えられてとのことですが、一方で、クリニックが2つに分かれていたことで分散していた医師や医療スタッフの力が1つに結集できる利点もありますね。

高谷 その通りです。内視鏡センターがいい例ですが、本館と第2にそれぞれあった内視鏡室を1つに集約しました。近年、ピロリ菌の感染が問題になっていますが、バリウムの検査と比べても、内視鏡検査の要望は増加しています。当クリニックでは鼻からの内視鏡はかなり早い時期から導入していたことに加え、ファーストスクリーニングの場合、従来の内視鏡に比べて患者さんの負担が少ないことから、今回のリニューアルを期に経鼻内視鏡を揃えた内視鏡センターも開設しました。

レディースフロア
7階フロア/人間ドック・健診 レディースフロア
女性が心地よく、安心して検査できるよう全スタッフ女性を配置したレディース健診フロア。ゆったりとしたスペースを確保し、明るい色調やデザインでまとめられ、女性に対する配慮が行き届いている。
マンモグラフィ検査室
マンモグラフィ検査室
マンモグラフィ健診施設画像の認定を受けている春日クリニック。乳がんの早期発見が可能な高性能のマンモグラフィ(乳房専用X線撮影装置)を装備し、健診マンモグラフィ撮影認定技師の女性放射線技師が撮影を行っている。さらに、通常のマンモグラフィより高精細な画像が表示できるデジタルマンモグラフィを2台備えている。

女性専用フロアのお話が出ましたが、7階のレディースフロアも、リニューアルの大きな特徴といえますね。企画や設計のポイントがありましたら教えてください。

高谷 やはりデザインや色使いなども含め、女性が気持ちよく受診できるフロアの設計を心がけました。最も重視したのは、男性と一緒にならない構造で、かつ医師だけではなく、産婦人科医や放射線技師に至るまで、全スタッフが女性です。

確かに、男性技師がマンモグラフィ検査を行っている病院も多く、女性にとってはなかなか受けにくいようですが。

高谷 女性の患者さんの場合、病気で受診したり、乳がんで手術を受けるといったケースでは男性医師に診てもらうことに抵抗は少ないようです。ところが健康な状態で健診を受ける際には、医療の精度はもちろん、居心地の良さや検査で不愉快な思いをしないことは、女性にとって健診機関を選ぶ際の大きな要素になるため、その点には特に留意しました。

健診機関でマンモグラフィを2台も有しているところは少ないのではありませんか。

高谷 それほどは多くはないと思います。規模にも関係しますし、精度管理が大変ですから。しかし、マンモグラフィは女性の健診の象徴であり、乳がんの死亡率抑制効果も明らかにされているため、地域健診でのニーズも相当増えています。

例えば、日本乳がんピンクリボン運動(NPO法人J.POSH)が全国の医療機関や自治体の健診担当部門に呼びかけた、ジャパン・マンモグラフィーサンデー(JMS)というプログラムがあります。これは、10月の第3日曜に全国どこでもマンモグラフィ検査が受診できる環境作りを推進する活動で、当クリニックも昨年から取り組み始めました。

これまでは職域への健康管理がメインでしたが、今後はより地域、特にこの文京区を中心としたエリアの1拠点として、しっかりと地域の皆さんの健康に貢献したいと考えています。

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