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21世紀医療フォーラム 良い医者、良い医療を創るプロジェクト
トップページ医療を変える「京都大学臨床研究中核病院構想シンポジウム」開催

「京都大学臨床研究中核病院構想シンポジウム」開催

第1回

2013.02.26 構成:21世紀医療フォーラム取材班 但本結子
文責:日経BP社 21世紀医療フォーラム事務局 エグゼクティブ・プロデューサー 阪田英也

2012年、厚生労働省は国際水準の臨床研究や医師主導治験を実施する医療機関ネットワークの拠点となる「臨床研究中核病院」として、北海道大学病院、千葉大学医学部附属病院、名古屋大学医学部附属病院、京都大学医学部附属病院、九州大学病院の5施設を選定した。各施設は、国際水準の臨床研究を企画・立案し実施すると共に、他の医療機関が行う臨床研究を支援する。また、倫理性、科学性、安全性、信頼性の観点から適切かつ透明性の高い倫理審査を行える体制を整える。
厚生労働省は施設・設備整備費に1機関あたり5億円を上限に支援するほか、臨床研究費等を行うための研究費をそれぞれ1億円程度補助する。期間は2012年度から5年間を予定している。

京都大学医学部附属病院では、2013年より本事業の本格稼働が始まるが、その一環として2月9日(土)、宝ケ池の国立京都国際会館において、「京都大学臨床研究中核病院構想シンポジウム」が開催された。臨床研究中核病院としては初の試みであり、この事業を広く市民、患者団体、関連病院、業界などに普及・啓発することを目的としている。

メイントラックでは、基調講演をはじめ、「臨床研究中核病院から」のタイトルで各病院の取り組みが発表された。また、医療倫理、臨床研究教育については別トラックにおいて討議がなされた。
(構成:21世紀医療フォーラム取材班 但本結子 文責:日経BP社 21世紀医療フォーラム事務局 エグゼクティブ・プロデューサー 阪田英也)

プログラムはこちら(PDF画像が開きます)

京都大学臨床研究中核病院構想シンポジウム

シンポジウムの冒頭、京都大学理事・副学長、医学部附属病院病院長の三嶋理晃氏は、臨床研究中核病院のミッションとして、「さまざまな基礎的シーズから優れた医薬品や医療機器を創出すること。ICH-GCPに準拠した一流の臨床研究を推進すること。そして、臨床研究を担う人材を養成し、日本全体がこの臨床研究に取り組める体制を構築すること」と、3つのポイントを挙げながら、このシンポジウムの意義を再確認した。

次に、厚生労働省医政局研究開発振興課長の佐原康之氏から、臨床研究中核病院事業の概要がなされ、「より良い治療を、より早く患者さんに届ける。そして日本初のイノベーションを世界に発信していくこと」と、臨床研究中核病院における期待が述べられた。

続くプログラムでは、外国人講師を招聘した基調講演が行われた。まず、欧州の事例を紹介した「GCPは臨床研究を発展させるか、それとも障壁となるのか」をテーマに、Pierre Lafolie氏が講演。次に登壇したDick de Zeeuw氏は、「腎臓の治療、現在我々はどこまで来ているのか」と題し、スタチン類の役割について講演した。

臨床研究中核病院から ラウンドディスカッション
臨床研究中核病院から ラウンドディスカッション

3番目のプログラム「臨床研究中核病院から」では、臨床研究中核病院に選定された北海道大学病院高度先進医療支援センター長の佐藤典宏氏、名古屋大学医学部附属病院病院長の松尾清一氏、九州大学胸部疾患研究施設教授の中西洋一氏、京都大学医学部附属病院探索医療センター探索医療開発部教授の清水章氏の4氏が各大学の取り組みについて講演した。これらの講演を受け、京都大学医学研究科薬剤疫学教授の川上浩司氏をモデレータに、上記4名のパネリストに岡山大学理事・岡山大学病院長の槇野博史氏を加えたラウンドディスカッションが行われた。

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