"世界の禅者"鈴木大拙の生の声が残っていた!
“世界の禅者”鈴木大拙が生涯をかけて論究した禅思想から浄土思想までを、東西にわたる広い視野と深い宗教的体験に基づいて縦横に語り尽くす!!−
90歳近くまで欧米で活動を続けてきた大拙が最晩年の6年間(1960年〜66年)に日本で行った講演を集めた貴重な音の記録。懇切丁寧な解説書付き。
【音源提供】
大谷大学/在家仏教協会
浄土真宗東本願寺派本山東本願寺
●第1巻 東洋の母なる思想 56分(昭和35年5月・鎌倉連合夫人同窓会)
東洋思想の根底にある母的なものを西洋思想との対比によって鮮やかに浮き彫りにし、ゆるやかで人間性に満ちた生活を説いた大拙の真骨頂ともいえる講演。
●第2巻 禅の考え方―頌寿記念講演 65分(昭和35年10月・大谷大学)
禅宗の考え方の基本に、対立する概念を一体としてとらえる考え方がある。その考え方を進めてゆくと、「煩悩即菩提」という大乗仏教の究極に到達する。晩年の大拙は、禅宗の考え方を浄土真宗の考え方に近づけようとする傾向が生まれてゆく。
●第3巻 念仏とは何か 40分(昭和39年5月・親鸞聖人讃仰同朋大会)
浄土門の「機法一体」という教えは、衆生が阿弥陀仏を信ずる気持「機」と、阿弥陀仏が衆生を救う力「法」の二つが一体になることをいう。これが浄土門の教義の重要な言葉になった。浄土宗、浄土真宗の教えの核心を説く。
●第4巻 キリスト教と仏教 55分(昭和39年11月・大谷大学)
キリスト教は「父」の宗教であり、仏教は「母」の宗教であるという。キリスト教では「罪」といい、罪を罰する、罪を贖うという言葉があるが、仏教ではその概念がなく、仏の「慈悲」の心で許されてしまう。大拙ならではのキリスト教と仏教の比較論に注目。
●第5巻 妙好人 40分(昭和40年3月・浄土真宗東本願寺派本山東本願寺)
妙好人とは、浄土真宗の門人が理想とする篤信者のこと。明治から昭和の初期にかけ、妙好人・浅原才市がいた。船大工をしながらカンナくずに浄土真宗の領解(りょうげ)を書き続け、後にノートに筆記するようになり、数十冊が残った。その浅原才市の生涯と浄土真の信仰のあり方を語る。
●第6巻 対談=鈴木大拙・金子大栄 「浄土信仰をめぐって」 55分(昭和41年6月・在家仏教協会)
真宗大谷派の近代教学を築いたといわれている浄土真宗を代表する僧侶、金子大栄師と禅学を代表する大拙との対談。話は浄土仰をめぐり、「弥陀の本願」のことや「機根」についてなど、多岐にわたって興味深い遣り取りが続く。
(※ 古い音源のため録音の状態がよくない箇所があります。あらかじめご了承ください。)
■解説書
●講演解説:上田閑照
●鈴木大拙という存在:寺島実郎
●松ヶ丘文庫の建った前後:古田紹欽
●用語解説・年譜



































