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職場を生き抜け!ビジネス

職場を生き抜け:「落ちこぼれ」から這い上がりたいと願う、あなたへ(3/6ページ)

2015.04.01

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人間関係を維持するうえでの距離感をつかむ

 2の「ムチャぶりをしつつ、仕事や人との距離感を感じ取る」では、1つのケースを紹介しましょう。最近、ある出版社の20代半ばの編集者とコンビを組んで仕事をしました。結論からいえば、うんざりするほどにレベルが低く、この人と一緒に仕事をするのはもういい、と思ったほどです。

 まず、取材を成功させるためには何が必要であり、何が不要であるのか、をきちんと心得ていません。さらには、記事制作のタイムスケジュールを頭でしか理解していません。体が、時間を意識して動かないのです。経験が足りないのでしょう。仕事をする力を10段階評価でいえば、1~2レベルしかないにも関わらず、状況をわきまえずに力任せに、ムチャぶりをします。例えば、横で聞いていて腹が立つほどに、相手(取材をする相手)に、「~ですか?」「~ではないのですか?」と詰問します。

 それはまさに「詰問」という雰囲気でした。まるでドラマのワンシーンでよく見かける、警察の取り調べのような空気になっていきます。しばらく後で私が割って入り、相手との雑談の中で話を聞き出すスタイルに切りかえました。これが、「普通のふり」であり、「ムチャぶり」の反対語といえます。

 私には、取材相手が気の毒で仕方がなかったのです。40代の女性でした。おびえているようにみえたのです。これは「許される」ものでなく、「批判や非難を受けるべき」ものです。本人は、大いに反省すべきなのです。こういう失敗をしないと、取引先など外部関係者(この場合は取材相手など)やコンビを組む相手(この場合は私)との人間関係を維持するうえでの距離感をつかむことは、できないものなのです。

 私も20代の頃に痛い経験があります。私は、「ムチャぶり」では同世代の中では常にトップレベルでした。当時の上司(現在は60代後半~70代前半)が、一緒に相手に謝ってくれたこともあります。その意味では、恵まれた環境にいたのかもしれません。

 「ムチャぶり」をすると、様々なトラブルが生じます。上司や先輩社員から反感を買われることもあるでしょう。お客さんから、激しく叱りつけられることもあるのかもしれません。それでも、「ムチャぶり」をして経験を重ねていかないと、早いスピードで仕事をマスターしていくことは難しいのです。もちろん、その失敗が莫大な損害につながるならば、許されないでしょう。

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