トップ > 職場を生き抜け! > 職場を生き抜け:「落ちこぼれ」から這い上がりたいと願う、あなたへ

職場を生き抜け!ビジネス

職場を生き抜け:「落ちこぼれ」から這い上がりたいと願う、あなたへ(2/6ページ)

2015.04.01

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

苦しみ、あがくほどに、足場を固める可能性が高くなる

 1の「足場を固める」とは、少なくとも8~10年ほどは「この会社に籍をおき、徹底して仕事をしよう」という思いです。「ここには、数年しかいない」とか、「早いうちに辞めたい」という考えならば、認められることは難しいでしょう。

 会社とはある意味で「先行投資」として社員を雇い、賃金を払い、育てあげるものです。すぐ辞める人は、その対象にはなりえないのです。「今の時代は違う!終身雇用が崩壊し…」と言ったところで、ベンチャー企業でもその考えは変わりません。要は、この職場で当分は仕事にまい進しようと思えるかどうか、です。その思いは、早いうちに上司や周囲に伝わるものです。自分が想像する以上に…。

 この思いがあれば、おのずとそこが「足場」となるのです。日本は、義務教育のときから職業について考える場がありませんから、大学に進んだとしても、明確な職業意識がないまま、就職活動をする人が圧倒的に多いのです。内定を得るためのテクニカルなことに終始しているのが、ここ数十年、変わらぬ現象です。

 その意味で、20代で足場を固めることはなかなか難しいことではあります。固めることができないならば、ほかの会社に移るなり、独立するなり、海外に行くなり、何らかの形で固めることです。固めるためには、考え、悩み、もがき、あがき、動くことに尽きます。大いに愚痴をこぼし、大いに嘆き、大いに人と話し合い、憂さを晴らし、大いにあがくことです。これは20代の頃の私の経験論であり、その後、取材を通じて知り合う人たちをみていて、感じることです。

 苦しみ、あがくほどに、足場を固めることができる可能性が高くなるものです。職業意識やこの仕事をしていこう、といった考えは、社会との格闘の末、つかむものだからです。本来は、10代でこの格闘をしていないといけないのですが、それをさせないところに、日本の教育の不幸があります。何もすることなく、すっーと会社に入り、たらたらと仕事をしていて、20代後半で「これが、俺の天職だ」とか、「ここで骨をうずめよう」といったおとぎ話みたいケースは、珍しいでしょう。それは、自分を言いくるめている可能性が高いと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー