トップ > ロジカルシンキングの達人になる > 論理思考:【192】脱落してしまう人達がやり通せるようにする方法

ロジカルシンキングの達人になるビジネス

論理思考:【192】脱落してしまう人達がやり通せるようにする方法(2/4ページ)

~メカニズム思考で挑戦をサポートする~

2015.03.27

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

まず何から、どう考える?

 まずは、目的(何を実現したいのか)を確認することになりますが、今回の場合は「脱落チームを減らす」とはっきりしています。そこで次はこの場に働く「メカニズムを押さえる」ことになりますね。

 そのために「なぜ脱落するのか?」と分析してみるやり方もありますが、よりシンプルには、このコラムでよく使う「やれる、やりたい、やらざるをえない」をとりあえず使ってみる手があります。「人が自分の意思で何かをやる」時には、このメカニズムは使える可能性大です。

 ではさっそく、「やれる」から考えてみましょう。人が「やれる」となるには、さらにメカニズム的に考えると大きく分けて二通り考えられます。

 ・やることが易しくなる and/or
 ・やる人の力が高くなる

 ですね。まず、やることが易しくなる方から考えてみましょう。

 実はブラストビートの内容について詳しく聞いたのはこれが初めてだったのですが、松浦さんの話を聞けば聞くほど「これはおもしろいな」と思いました。しかし同時に「これは初めてこういうことに取り組む子達には難しすぎるかもしれない」と感じました。自分たちで組織を作り、企画をゼロから考え、ミュージシャンなどと交渉をし、チケットを売るところまでやるには、相当の力が必要です。

 かといって、安易に易しくしたり大人がサポートしすぎたりしてしまってはこのプログラムの良さが消えてしまいます。すごいことを自分たちでやるからこそ、真剣勝負だからこそ、達成感や真の学びが得られるわけです(目的を押さえる)

 そこで考えられることは大きく分けて二つあります。一つは階段を小刻みに作って上げること。具体的に松浦さんと話している中で出て来たのは、例えば、最初にもっとずっと小規模なものをみんなで作るワークをやることです。みんなで知恵を絞り試行錯誤すれば全チームが完成させられるくらいが丁度良いレベル。かつ終わったところでチーム内で振り返り(何が良かったか、次は何を変えるか)をしておくと、一段一段成長していけます。

 もう一つはチームの状況に合わせたサポートができるよう用意しておくことです。高校生・大学生は何からやったらよいかすら、よくわからない状態でしょう。それを自分たちで考えて試行錯誤したらものすごく力がつきますが、それはあくまで最後までやれた人の話で、あきらめた人は挫折の記憶が残るだけです。

 そこで、これに乗っ取って中身を埋めていけば形はできあがるというテンプレートや、中身が埋められない時にどうアイディアを出したらよいかのノウハウを用意しておくことが考えられます。ただし最初からこれらを出してしまうのではなく、必要に応じて各チームについているメンターが出す、というやり方が望ましいでしょう。「普通にやっていては無理だが、がんばればやれる」というくらいに階段を設定するのがベストです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ログイン
  • マイフォローとは?
nikkei BPnet 会員サービス
トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

ランキング一覧を見る

おすすめ情報【PR】

締切間近のセミナー