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梶原しげる:【340】オウム「地下鉄サリン事件」から20年 32人の証言が物語る『サリン それぞれの証』の衝撃(1/6ページ)

2015.03.19

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32人の証言でオウム犯罪を検証

 仕事を終えて深夜帰宅すると机の上に郵便物がおいてあった。送り主の名前を見ると「木村晋介」とある。「あ!木村弁護士だ!」

 私は木村弁護士の軽妙洒脱なエッセイのファンの一人だ。

 「今度はどんな本だろう…」と茶封筒を開けると、意外にも、黒表紙のがっしりした本が現れた。

 それが『サリン それぞれの証』(本の雑誌社2015年3月20日初版)だった。

 明日3月20日は、1995年3月20日に起こったオウム真理教による地下鉄サリン事件からちょうど20年という節目の年にあたる。

 本を開くとこのような記述がある。

「(1989年11月4日に起きた坂本堤弁護士一家殺害事件のわずか1カ月ほど前の)10月9日月曜日。私はラジオ局のスタジオにいた。私が出演していたのは<梶原しげるの本気でDONDON>という午前11から2時間の生番組」「私は月曜日のコメンテーターとして番組のスタートのときから出演していた」「この日はオウムに関するあらゆる報道を放送することとした」

 この日我々はオウム真理教の麻原彰晃(松本智津夫)と激しく言葉を交わした。

 独特の語り口が今も耳に残る。

 一瞬にして四半世紀前の「あの日」が蘇った。

 私はコートを脱ぐのも忘れ、本を手にした。

 帯にはこうある。

「1995年3月20日 その時何が起きたのか。32人の証言でオウム犯罪を検証する白熱のノンフィクション、オウム事件の全貌に迫る!」

 書かれたその言葉どおり、証言者の息づかいが聞こえ、景色が動き始める感じがありありと伝わる。私はそのまま引き込まれ夜明け前までに一気に読み終えた。

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