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梶原しげる:【340】オウム「地下鉄サリン事件」から20年 32人の証言が物語る『サリン それぞれの証』の衝撃(4/6ページ)

2015.03.19

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死刑囚の母親や担任教師の証言

 これは子をかばおうとする母親の一方的な感想では無さそうだ。

 この発言を裏書きするように彼が中学2年生だった当時の担任が通信簿の連絡欄に記した言葉が本に記されている。

担任教諭「~今年、健一君のような級友の面倒見のいい、素晴らしい生徒、学級委員に出会えたことは私にとってとっても幸せなことでした~」

 息子・広瀬死刑囚への担任教師からの絶賛は「保護者への連絡欄」をはみ出すほどの分量だ。

 早稲田の理工学部は首席で卒業。その後大学院で執筆した、「高温超伝導」に関する論文は「国際的評価さえ受ける」「博士課程に進んでいたらノーベル賞級の学者になっていたろう」。

 指導教教官達は手放しで評価したと裁判記録にあるという。

インタビュアー「息子さんの裁判は傍聴されましたか?」

広瀬死刑囚の母「~公判は必ず毎回~息子の裁判で親として証人台に立った時。弁護士から<どうして被告人(息子)はこのような罪を犯すことになったと思いますか>と聞かれ<運が悪かったと思います>と答えてしまいました。このような答えをしてしまったことについて、被害者遺族の皆さんには大変申し訳ないと思っています。本当に運が悪かったのは被害者遺族の皆様なのですから。

 それでも息子が麻原の本と出会ってさえいなければ、という思いがあって、そんな浅はかな言葉になってしまったのです。被害者遺族の皆様には重ねてお詫びしたいと思います」

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