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田原総一朗:「多様性」が失われた自民党、反主流派・非主流派はどこへ行ってしまったのか(1/6ページ)

2015.02.27

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 現在の自民党は、従来の自民党とは体質や構造が大きく変わってきたように思う。政策や思想の多様性が失われ、自民党内から聞こえてくるのは主流派の声ばかりだ。私は今、そのことにとても不安を感じている。

かつては主流派と反主流派・非主流派の間でバランス保つ

 自民党は1955年に自由党と日本民主党の保守合同により誕生した。その直前の吉田茂さんの首相時代も、自民党の初代総裁に就いた鳩山一郎さん、その後の岸信介さん、田中角栄さん、中曽根康弘さんの時代にいたるまでも、常に党内には反主流派・非主流派が存在した。

 自民党内に主流派があり、反主流派・非主流派が存在したのは、派閥が厳然と存在したからだ。

 自民党結成当時の派閥を挙げると、宏池会、木曜研究会、白政会、十日会、春秋会、政策懇談会などだが、読者の皆さんがよくご存じなのは宏池会(現在の岸田派)、田中派(もとは木曜研究会で現在は額賀派)、福田派(十日会、現在は細田派)といったところになるだろうが、それ以外にも多くの派閥があり、現在も一応は存在する。

 反主流派・非主流派が存在することにより、自民党は多様性を持っていた。主流派の考えに異を唱え、対案を出して政策のバランスが保たれる。派閥間の競争、ときには争いにより、派閥の領袖が自民党総裁、つまりは首相の座に就いた。

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