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建功寺住職 枡野俊明 仕事に効く「禅の言葉」ビジネス

禅の言葉:「調身・調息・調心」正しい姿で坐禅を組めばざわめく心も鎮まる(1/2ページ)

2015.02.09

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 「なかなかノルマを達成できない」「常に締め切りに追われて心休まる時がない」「判断ミスをしてしまった」「上司との相性がよくない」「やる気が沸かない」――。

 毎日働いていると、あらゆるストレスを抱えます。例えば、判断ミスをしても、そこから課題を見つけて成長につなげたり、多忙でも時間をうまく捻出してリフレッシュしたりするなど、ストレスを軽減させるための方法はあります。こうした前向きな思考や手段を見つけられればいいのでしょうが、“ストレス社会”と言われる昨今、目の前のことで頭がいっぱいになり、なかなかそんな風に考えられる人は多くないのかもしれません。

 こうしたストレスを軽減するには、自分に「ご褒美」を与えてモチベーションをあげることが一案だと思います。「この1カ月を乗り切って温泉に行こう」「この締め切りが終わったら高級寿司を食べに行こう」など何でもいいのです。単純なようですが、ご褒美をあらかじめ自分で決めた節目に“予定”として組み込んでおくことで、 “短いゴール”の設定が可能になります。こうしてゴール間近になれば、ぐんと加速して乗り切る力につながるはずです。何よりも「仕事」の合間に「ご褒美=リラックスできる時間」が入れば、生活にメリハリがつきますから、仕事にも良い効果を与えるのではないでしょうか。

 私は庭園デザイナーとして、多いときは月2~3回ほど海外に渡り、庭園デザイン以外の時間は、大学で教鞭をとると共に、建功寺で坐禅会を開いたり、法事を行ったりするなど、住職としてのお務めを果たしております。周囲から「お忙しいのに、いつリフレッシュされているのですか?」と聞かれることがありますが、確かになかなか「ご褒美」を設定し、実行する時間はありません。

 もちろん、庭園デザイナーも住職も自分がやりたいことをやらせていただいているというありがたいケースでしょうから、それほどストレスに感じないのかもしれませんが、それでも多少の体の疲れはあります。しかし、その体の疲れは心に大きく影響しません。どんなに忙しく、ストレスがかかるような状況でも、心の浮き沈みが少なく、常に冷静さを保っていられるのは、習慣になっている「坐禅」のおかげだと思っています。

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