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田原総一朗:「イスラム国」人質事件で政府批判を許さないのは危険だ(3/5ページ)

2015.02.05

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存在感をアピールし、恐怖を与えることが目的か

 男性の音声は「私は後藤健二だ」と名乗ったうえで、「私が生きるために残された時間は24時間しかない。パイロットに残された時間はもっと少ない」と訴えた。

 ヨルダン政府はカサスベ中尉の生存確認が最優先であり、「中尉の解放を条件に、サジダ・リシャウィ死刑囚を交換する用意がある」とモマニ・メディア担当相は述べた。ヨルダンとしては当然のことだろう。

 しかし、24時間の期限が過ぎてもリシャウィ死刑囚は釈放されず、日本時間の2月1日早朝、後藤さんとみられる男性が殺害された映像が公開された。さらに3日、カサスベ中尉を焼殺する画像が公開されたのである。

 こうした一連の経緯を振り返ってみると、「イスラム国」が何をしようとしたのかはよくわからない。要求に一貫性はない。

 結局、彼らは世界中の注目を集めることで「イスラム国」の存在をアピールし、残酷な手口で見る者に恐怖を与えたかったのではないか。そうだとすれば、彼らがネットや映像技術を駆使し、世界中のメディアが事件を詳しく取り上げたことで、「イスラム国」の目的は達成されたとも言える。

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