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長谷川博和「起業家に学ぶ新規事業の立ち上げ方」ビジネス

鵜飼裕司・FFRI社長「世界レベルのセキュリティー・リサーチ・チームでIT社会に寄与する」(1/4ページ)

鵜飼裕司・FFRI社長に聞く(前編)

2015.01.29

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 最近、株式公開したベンチャー企業を取り上げ、企業がイノベーション・新規事業を起こす秘訣を分析するシリーズ。今回はサイバーセキュリティー対策製品の研究開発を手掛けるFFRIを取り上げる。優秀なエンジニアが世界トップレベルのセキュリティー・リサーチ・チームを編成し、トップクラスのセキュリティーベンダーに急成長している。鵜飼裕司社長に事業機会発見のきっかけや今後の戦略などを聞いた。

システムの防御がとても困難な時代に

長谷川:事業内容について教えてください。

鵜飼:昨今よくメディアで取り上げられていますが、ハッカーなどIT(情報技術)の世界で悪さをする人たちがいます。それに対抗するサイバーセキュリティーと呼ばれる分野で事業を展開しています。

 2014年11月、国や地方自治体にサイバー攻撃への安全対策を講じる責任を課す「サイバーセキュリティー基本法」が衆議院本会議で可決され成立しました。国や大企業の間でサイバー攻撃対策への関心やニーズが高まっています。

 最近、サイバーセキュリティーを取り巻く事情は大きく変化しています。端的に言うと、昔は簡単に守れていたのに、今は守るのがとても困難になっているのです。

 日本でサイバーセキュリティーの話題が大きく取り上げられるようになったのが2011年。防衛関連企業へのサイバー攻撃が報道され、機密事項の流出が懸念される事件が露見した頃です。直近ではソニー・ピクチャーズ・エンターテインメントがハッキングを受けました。そういった動きがここ3~4年くらいの間に急激に出てきています。

鵜飼 裕司
鵜飼 裕司(うかい・ゆうじ)
1973年生まれ。2000年大学院で工学博士課程を修了後、コダックに入社し、デジタルイメージングデバイスの研究開発に従事。03年米eEye Digital Securityに転職。脆弱性分析などの研究開発に携わる。07年に帰国しFFRIを設立。14年9月東証マザーズに上場。社名のFFRIはFourteenforty Research Instituteの略。設立当時、スノーボードでのジャンプは3回転(1080°)までしか実現されていなかったことから、前人未到の分野に挑戦することを目指しFourteenforty (1440 °- 4回転)と名付けた

FFRI 概要:
本社:東京都渋谷区
創業:2007年
社員数:約50人
売上高:6億6000万円(非連結、2014年3月期)
事業内容:コンピュータセキュリティー研究、コンサルティング、情報提供、教育など
URL:http://www.ffri.jp/
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