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小宮一慶の「スイスイわかる経済!“数字力”トレーニング」ビジネス

小宮一慶:欧州中銀が量的緩和を決定 世界的な金利低下で金融市場はどうなる?(1/5ページ)

2015.01.23

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 今、欧州経済が揺れています。スイスが2011年から続けてきた無制限の為替介入を終了したことで、一気にスイスフラン高ユーロ安が進みました。デフレ懸念が強まる中、欧州中央銀行(ECB)は1月22日に理事会を開き、遂に「量的金融緩和」に踏み切る方針を決定しました。3月から国債を含めたユーロ建ての資産の買い取りを月額600億ユーロ(約8兆円)の規模に拡大させます。新たに買い取る資産の規模は総額1兆ユーロを超すことになります。
 同時に、世界経済全体もこれまでとは違った流れに進んでいるのではないかと感じます。急速に進む原油安によって、世界的に物価が下落しています。さらには金利も低下しつつあるのです。好景気が続いていた米国でも、金利が下落しています。
 なぜ、このような事態になったのか。そして、今後、金融市場はどのように動いていくのか。その行方を探ります。

 1月15日、スイス国立銀行(中央銀行)が、これまで続けてきた無制限の為替介入政策を突然終了したことで、世界の金融市場が大きく揺れました。

 スイスはEUに加盟していませんので、スイスフランを通貨として使っています。こうした状況の中、2011年に欧州危機が起こり、ユーロが売られてスイスフランが買われる流れが加速しました。ユーロ安スイスフラン高が急速に進んだのです。

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