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MBA講座:「チーム作り」の最初の本質とは何か?(西條剛央連載 第1回)(3/7ページ)

リーダーに頼らず自立的に動く!「しなやかなチーム」の作り方

2014.11.12

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チームとは何か

 では、さっそくその本質観取を実際にやってみよう。「本質観取」とは「○○とは何か」とその本質を問う思考法である(注2)。つまり、本質観取とは、日常において何気なく使っている“コトバが指し示す経験の意味”を明らかにする作業なのである。

 では、そもそも「チーム」とは何か。似たようなコトバに「グループ」があるが、それとどうちがうのか。「野球チーム」「サッカーチーム」とはいうが「野球グループ」「サッカーグループ」とはあまりいわないことからも、「チーム」というのは単なる集団を越えた、何らかの目的を実現するために結成されたもの、というニュアンスがあることがわかる。また「チームワークがよい」というときには、何らかの目的に対して、1+1=2以上に機能する(ワークする)というニュアンスがある。こうしたことからも「チーム」というのは目的達成を前提としているといえるだろう。

 それに対してグループとは「仲良しグループ」といわれることがあるように、必ずしも目的達成を念頭においていない場合も多い。そうした意味で、「グループ/チーム」という対比は、より大規模なものとして「集団/組織」というコトバに置き換えることもできるだろう。集団とは単なる人の集まりなのに対して、組織とは何らかの目的を達成するための有機体なのである。

 つまり、チームや組織とは目的達成のために作られるものである以上、その目的は何をするにも決定的に重要になるのだ。したがって、まずリーダーがやるべきことは、チーム作りのすべての判断基準になる「目的」を明確にすることである。それはどういうチームメンバーが必要で、どのような戦略が有効で、どういうリーダーシップが求められるのか、すべてこの「目的」を抜きに考えることはできないためだ。

 注2:誰もができる方法論については「天才じゃなくても「本質」は掴める」を参照。

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