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小宮一慶の「スイスイわかる経済!“数字力”トレーニング」ビジネス

小宮一慶:マクドナルドの凋落 客離れの理由と復活の可能性を考える(1/6ページ)

2014.10.17

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 7月下旬、マクドナルドの仕入れ先である中国の加工メーカー「上海福喜食品」が消費期限切れの鶏肉を使用していた食品偽装問題が発覚しました。以降、8月の既存店売上高は前年比25%減、9月は同17%減となり、急速に客離れが進んでいます。

 ただ、この問題が起こる前から、すでに同社の業績は陰りつつありました。今回は、マクドナルドの決算内容を分析しながら、業績悪化の原因と復活の可能性について考えてみたいと思います。

鶏肉偽装問題後の対応は信じがたいものだった

 鶏肉偽装問題自体も信じがたいことでしたが、私が経営コンサルタントとして驚いたのは、マクドナルドのその後の戦略です。同社は鶏肉の期限切れ問題が話題になった直後に、チキンを使ったハンバーガー「チキンタツタ」を期間限定で売り出しました。いくら人気商品とはいえ、鶏肉であれだけの問題を起こした直後にチキンタツタを目玉商品として売り出すというのは、はっきり言って常識的には考えられない判断だったと私には思えます。

 これは、3月にCEOに就任したサラ・カサノバ社長の感覚なのか、あるいはマーケティング担当者の感覚なのか、あるいは、常識的な意見が通らない社風なのかは分かりません。いずれにしても、一般的にはあり得ない意思決定がされること自体、この会社は戦略云々以前の問題を抱えているのではないかと私は感じるのです。

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