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カレーで居心地のよい場所を作る~『つながるカレー』~(前編)(1/4ページ)

2014.09.30

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 その土地の食材を使ったカレーを地元の人と一緒に作って食べるプロジェクト「カレーキャラバン」。各種スパイスと寸胴鍋、カセットコンロ、インドの定食に欠かせないステンレス製のターリー皿、そして「タンドール窯」などを車に積み、全国各地を巡る。社会学者の加藤文俊氏が、アーティストの木村健世氏と大学院生の木村亜維子氏ととともにユニットを組み、今では月に1回くらいのペースで各地で開催している。前編では、カレーキャラバンについて、加藤氏に詳しくご説明していただいた。(文/構成 間庭典子)(→後編

ご当地カレーを作る「共同調理」がきっかけ

――カレーキャラバンを始めたきっかけを教えて下さい。

■プレートに盛り付けられたカレー

加藤文俊氏(以下加藤) 墨田区の「墨東大学」というアートプロジェクトの一環でご当地カレーを作る「共同調理」のイベントがきっかけでした。一緒に調理をして一緒に食べると間が持つものです。会話に参加しなくても手を動かしていれば気まずくないし、何かを語らなくてはと気を使う必要もありません。相手の目を見て話をしなくても気になりません。カレーでも鍋でも、コミュニケーションの場に何かを置くと、そのハードルは低くなるのです。

 現代社会では、コミュニケーションを始めるときには名刺交換をするなど、必要以上に形式に縛られています。FacebookやTwitterなどのSNSにおける交流でさえ、肩書などの社会的バックグラウンドに影響されます。それがカレーを囲むことでハードルを一挙に飛び越えて気軽に交流が始まります。カレーは、人と人とが近づくきっかけになるんです。

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