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猪子寿之 “ウルトラテクノロジスト集団”の仕事術ビジネス

チームラボ・猪子寿之:チームをマネジメントするのはマネージャー、ディレクターではなく「カタリスト」(1/3ページ)

【その4】給与が「評判」で決まるユニークな組織

2014.09.24

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チームラボの社員数は300人を超える。毎年度、定期採用も行っている。チームラボには、どんな人材がおり、どのような人を採用しているのか。人材の採用と活用に関しても、一般的な日本企業とは少し違うようなのだ。

 今回はチームラボという組織が、具体的にどうやって運営されているのかをお話ししましょう。
 まず人材採用ですが、スキル別に採用しているので、プログラマーならプログラマー、CGアニメーターならCGアニメーターが面接して採用するかどうかを決めています。僕は直接関わっていません。ただ、専門職能として分類できるようなわかりやすいスキルじゃない人たちもいます。

タイトル
チームラボ代表・猪子寿之氏

 うちでは「カタリスト」と呼んでいますが、具体的な専門職ではなく、プロジェクトをマネジメントしたり、顧客とコミュニケーションしたりする仕事が、どこの会社にもありますよね。
 カタリストは「触媒」という意味で、AとBという二つの物質を化学結合させるときに、本来はすごくエネルギーを与えなければいけないのに、Cという触媒があるだけで活性化が進み、低エネルギーで化学反応を起こすことができる。そのCが、カタリストです。本人は直接解決に加わるわけではないけれど、存在することに大きな意味がある。

 「マネージャー」という言葉では「管理」の意味合いが強いし、「ディレクター」だと「指示する」という意味合いが強いじゃないですか。もちろん役割は似ているけれど、それらの言葉では、マネージャーやディレクターが他のメンバーの上に位置して、逐一指示を出しているかのような印象を与えてしまう。

 しかし僕らの会社はそうではなくて、スキルをもった専門職の人たちと、顧客企業と折衝しながらプロジェクトを推進する立場の人たちが、一緒に頭を寄せ合って考えるフラットな組織です。だから、階層構造の指示系統があるかのように思われがちな、マネージャーやディレクターという肩書きではなくて、カタリストという言葉を使っているんです。

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