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カラダに嬉しい豆知識「Dr.鷲崎の健康エビデンス」医療

息が吐けなくなった時が息切れ~気管支喘息や肺気腫は1秒率を検査~(1/3ページ)

2014.09.22

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 「ゆっくりで結構です、吸えるだけ胸いっぱい大きく息を吸い込んでください、そのあと勢いよくはいてもらいます、さあ、吸って吸って吸って、ハイッ、吐いてッ!フーッと全部吐ききって下さい。上手いですね、ハイッ、もう一度やりましょう。」人間ドックや健診で、こんな具合におだてられながら肺活量の検査をしたことがある方も多いと思います。

 ドックや健診で行う肺機能検査は、肺にどのくらいの量の空気を取り込めるか、その空気を勢いよく吐き出したとき、吐き始めの1秒間に全肺活量の何パーセントを吐き出すことができるか(1秒率という)を診るもので、肺機能検査の中では最も基本的な検査です。

完治しない肺気腫

 呼吸生理学ではこの1秒率が重視されます。気管支喘息や肺気腫では肺活量は正常でも、1秒率が低下しますので、ちょっと身体を動かすだけで身体に取り入れる酸素が足りなくなり、すぐ息切れという症状がでてきます。

 息切れは息が吸えなくなると起きる症状のように思われがちですが、実は息が吐けなくなった状態なのです。気管支喘息はアレルギーなど何かの原因で気管支に炎症が起きて空気の通り道が狭くなる病気であり、肺気腫は肺の一番奥の奥にある肺胞が壊れて、隣どうしの肺胞がつながってしまい、酸素と炭酸ガスのガス交換をする面積が減少するとともに大きくなった肺胞が、肺胞につながっている細い気管支を圧迫して空気の出入りを制限してしまう状態のものです。気管支喘息は炎症を抑えると治りますが、肺気腫は元通りにすることはできません。

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