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猪子寿之 “ウルトラテクノロジスト集団”の仕事術ビジネス

チームラボ・猪子寿之:日本は「グループ」、欧米は「チーム」、その違いは何か?(1/3ページ)

【その3】日本の「超個人主義」に潜む危うさ

2014.09.10

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チームラボは、なぜ個人ではなく「チーム」で仕事をするのか? 個人では実現できない成果を得られるからだ。ただし、あくまでも「チーム」であって「グループ」ではない。

 前回はチームラボが作り上げた「チームラボ 学ぶ!未来の遊園地」、その中の1つ「お絵描き水族館」というアトラクションについて説明しました。こうしたテクノロジーの塊、かつデザインの集大成でもあるものが形になったのは、シリコンバレーのメインストリームとは異なるニッチ領域を狙った結果ですが、同時にもっと切実な想いもありました。
 それは子供たちにコ・クリエイション、つまりみんなで一緒に何かを創り上げる「共創」を体験させたかったということ。

タイトル
チームラボ代表・猪子寿之氏

 なぜそういう話が出てきたかというと、チームラボもメンバーが30代中盤になり、子供のいる人が増えてきた。僕には子供はいませんが、子供のいる人は学校に行かせるようになって、心配になってきたと言うんですね。時代とともに社会が大きく変わって働き方も変わっているのに、学校は自分たちが子供の頃となんら変わっていない。大丈夫かって。

 日本の学校って個人主義を徹底的に刷り込むようにできているんですよ。宿題をするのは一人、テストも一人、もちろん受験も一人で対応して、それが評価の対象になる。
 チームで成果を問うってないでしょ? たまにグループを作って共同で何かすることもあるけど、それが成績に反映されることはないですよね。そして個人に短所があれば先生に叱られる。短所をつぶして個人として完結することを強く要求されるんです。

 学校はそんなだし、家に帰ってきても放っておくと子供はiPhoneばっかり見てる。LINEで友達とコミュニケーションしているのかもしれないけど、同一空間に集まって協同的な作業をやるという遊び方ではない。やっぱり個人行為に過ぎないんです。

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