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齋藤精一郎「世界経済の行方、日本の復活」ビジネス

齋藤精一郎:21世紀型覇権ゲームに乗り出す中国習近平体制(1/7ページ)

2014.08.04

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 ウクライナ問題をきっかけに、米ロ対立の新冷戦が取り沙汰されています。しかし、21世紀世界のパワーゲームの焦点は、超大国へと突っ走り始めた習近平体制の中国にあるのではないでしょうか。中国がこの新しい覇権ゲーム(Game of Thrones)に動き出す背景と意味合いを押さえていきたいと思います。

第5世代にみなぎる「自信」と「優越感」

 2013年3月、習近平氏が国家主席に就き、李克強新首相とともに「習・李体制」がスタートしました。この体制は2023年3月まで続くことになります。中華人民共和国を建国した第1世代の毛沢東・周恩来体制以来、第5世代の体制にあたります。

 習体制は、第2世代の鄧小平に始まる改革・開放と、第3世代(江沢民・朱鎔基)、第4世代(胡錦濤・温家宝)の経済大国化という滔々たる流れを背景として成立しました。悲願の近代化を達成した中国が、初めて「近代化後」を歩む体制というわけです。

 この第5世代では、2つの特質が備わっていると言えます。1つが、経済大国化と近代化を達成し、それを直視した世代ゆえの「自信」です。もう1つが、日米欧の経済力を上回る勢いを持つ中国パワーについての「優越感」です。「自信」と「優越感」を備えているという点で、過去の世代とは根本的に違っています。

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