トップ > 「二枚目の名刺」を持とう > 【1】 「二枚目の名刺」が本業を面白くする

「二枚目の名刺」を持とうビジネス

【1】 「二枚目の名刺」が本業を面白くする(1/4ページ)

2014.07.16

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 東日本大震災以降、自分の出世や会社の利益だけを目指すという考えから、社会へのかかわりを模索し、社会貢献しながら新しいキャリアを目指す若い世代が増えている。

「自分と社会を変えるため何か始めたい」「自分の殻を破りたい」――。そんな思いを持つ若者の共感を集めているのが、廣優樹氏ら英オックスフォード大学留学時代の同級生3人が2009年秋に立ち上げた「二枚目の名刺」(11年からNPO法人)である。

「二枚目の名刺」はNPO(非営利団体)やNGO(非政府組織)をサポートするNPO。彼らが目指すのは本業のスキルを外で生かし、外で培ったスキルを本業に生かすことで、自分個人だけではなく、自分が所属する組織や社会までをも高めていくことだ。

 「二枚目の名刺」の具体的な活動はどのようなものか。そして、参加した人たちにどのようなプラスの効果をもたらし、どのようなムーブメントを巻き起こしているのか。シリーズでお届けする。

(取材・文=荻島央江)

 6月21日、NPO法人「二枚目の名刺」運営メンバーの募集イベントが開催された。晴天の土曜日にもかかわらず、東京・下北沢の会場には20代から40代の学生や社会人30人以上が集まった。

 「ボランティア活動をしたことはあるけど、それでは物足りない。もっと深く何かにかかわりたい」「会社に大きな不満はないが、本業とは別に自分の能力を生かして新しいことをやってみたい。会社ではできないことがここなら実現できるのではないかと思った」「自分をもっと成長させたい」「社会人の本業以外での活動が卒業論文のテーマなので、その勉強のために来た」――。

「二枚目の名刺」とは

 年齢や性別、職業、参加の動機は人それぞれでも、このように若い世代の注目を集めている「二枚目の名刺」とはどのような団体なのか。

 二枚目の名刺というと「会社員の副業」「趣味の延長」「社外活動」といったイメージを持つ人が多いと思うが、そうではない。

 「二枚目の名刺」の設立メンバーで現在代表を務める廣優樹氏は、運営メンバーの募集にあたりイベントの冒頭で、「我々の団体ではそれを『本業・本職で持つ一枚目の名刺のほかに、社会をデザインする二枚目な社会人が持つ名刺』と定義している」とまず説明した。廣氏自身、大手金融機関に在籍するなど本業を持つ。

 二枚目の名刺を持つプロセスを通して、社会人の成長と活躍を後押しし、一枚目と二枚目の間を行き来しながらどちらのフィールドでも活躍する社会人を増やすことがそもそもの狙いだ。

【NPO法人二枚目の名刺】
2009 年に代表の廣優樹氏ら3人で「二枚目の名刺」(11年よりNPO法人)を立ち上げる。本業・本職以外に社会活動をする社会人が「二枚目の名刺」を持ち、自己成長を図りながら、自らのスキルや視点を本業や社会に還元していくことを目指す。具体的には、社会人チームで、社会活動団体の事業運営を支援する「サポートプロジェクト」に取り組むほか、社会人が二枚目の名刺を持つことの意義を広める活動をしている。
http://nimaime.com
https://www.facebook.com/Nimaimenomeishi?fref=ts

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連トピックス

    • 会員登録 ログイン
    • マイフォローとは?
    nikkei BPnet 会員サービス
    トピックを選ぶ!フォローする 自分のメディアを組み立てる! マイフォロー

    おすすめ情報【PR】

    締切間近のセミナー