落ちこぼれに同情しない人が出世を一段と加速させる

15.「ブログが唯一の友達」を冷めた目でみて、突き放す

 2008年、人事の雑誌で大企業に勤務する、20代後半の社員の座談会を催した。参加した6人は、人事部の推薦だった。いずれも、上司からの評価が抜群に高い。6年後の今、6人のうちの5人が30代前半で課長となっている。1人は海外支店の副支店長をしている。現時点では、抜群の出世といえる。

座談会のとき、この人たちは、ブログで見かける「会社にぶら下がるな!」「社畜になるな!」とか、「終身雇用・年功序列の打破!世代間抗争!」といった書き込みについて、大笑いをしながら話していた。「バカ大学を卒業し、フリーターしかできない人たちの書き込み」「ニートが書いているはず」と盛り上がっていた。「世代間抗争」いう言葉については、「同じ世代ということで、そんな人たちと一緒に括られたくない」「勝手に、抗争をしていれば?」と大笑いをしていた。

 おそらく、この人たちの中から20年後、大企業や一流ベンチャー企業の役員などになる人が現れるのだろう。彼らは、同世代の負け組の人たち、つまり、ブログに書くことでしか、満たされない心を発散することができない人たちに同情は一切しない。笑いの対象にしかしていない。このひたむきさが、出世を一段と加速させる。

 読者は抜群に出世する人だろうか。それとも、前回の記事で取り上げたような、落ちこぼれて、バカにされる人だろうか。それを決めるのは、会社や人事制度ではない。上司でもない。あなたの意識のあり方でしかない。