出世する人は腐らない

12.長い闘いに挑む体制がある

 会社員の昇進・昇格をめぐる競争は長い。速いスピードで上がる時期もあるが、一時期は減速することがありうる。不遇な人事もあるだろう。そのときも腐ることなく、闘い抜くことができるかどうか。落ちこぼれは、これができない。少しのことで、感情的になり、自虐的に自分を追い詰め、潰れていく。

出世する人は、自虐的な思考にはならない。誇大妄想に近いくらいに前向きで、自らを奮い立たせ、前進していく。自虐的な思考になる人は、要は甘えでしかない。誰も同情などしないのだから。その意味では、出世する人は厳しい考え方をしている。

13.「選択と集中」を踏まえている

 1つの仕事のポイントを徹底して理解し、そこに時間とエネルギーを集中させる。そして素早く、ハイレベルでこなす。つまりは、「選択と集中」がよくできているのが、出世する人たちだ。

会社のあらゆる仕事は一定水準以上の会社ならば、平準化・標準化・規格化が進んでいる。その中で、特殊な能力はいらない。社員間で大きな差がつかないようになっている。大学受験でいえば、特殊な問題ができる必要はない。そこで合否は決まらない。何よりも、頻出問題といえる、仕事のポイントを確実に見抜き、そこに集中させることだ。落ちこぼれの人は、特殊な問題も頻出問題の区別もつかずに、真剣に考え込み、自爆し、不合格となる。

14.心身ともに健康な状態を保っている

 出世する人は、心身ともに健康な人が圧倒的に多い。競争社会である以上、これはやむを得ないこと。風邪やインフルエンザならばともかく、 入退院や休業を繰り返す人は同世代の中で昇格が相当に遅くなることは心得ておくべき。そのような状態でも、一定のペースで昇格できるならば、社員の質が相当に低い。本格的な大企業で抜群の出世を狙うならば、心身ともに健康であり続けないといけない。