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「3冊だけ」で仕事術向上! ――奥野宣之「ビジネス書、徹底比較レビュー」ビジネス

「嫌われても平気」な生き方とは? ――対人関係がラクになるコツを3冊に学ぶ(1/6ページ)

2014.06.27

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■今回取り上げる3冊
今回取り上げる3冊
『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』/岸見一郎・古賀史健(共著)/ダイヤモンド社/1620円
『世界のエリートがIQ・学歴よりも重視! 「レジリエンス」の鍛え方』/久世浩司/実業之日本社/1404円
『ムリせずラクに生きられる! 「嫌われるのが怖い! 」がなくなる本』/中川晶/大和出版/1404円

恐怖がはびこる人間関係

 「同調圧力」という言葉をここ数年でよく耳にするようになった。どんなことかというと、たとえば、
「このマンガ、つまんねーよな」
「え? うーん……(けっこう好きなんだけど)」
「いや、つまんねーって。ネットでもみんなクソだって言ってるし」
「……う、うん、そうかな……」
といったこと。つまり、服装でも趣味でも
「みんなと違うことは許されない」
という有形無形のプレッシャーのことである。

 これだけ聞けば、別に珍しいことでもなんでもない。大昔から日本人はそうじゃねえか、まわりが田植えしてたら自分のトコも田植えするんだよ、という気もする。
 ただ、最近の同調圧力は「SNS経由で四六時中休みなく来る。布団の中まで来る」というのがこれまでと違うところで、だからみんなシンドイらしい。

 じゃあ回線なんか引っこ抜け!(古い)と言いたくなるけれど、考えてみればSNS漬けの若者に限らず、誰でも、多かれ少なかれこの同調圧力に苦しんでいるはずだ。筆者も「普段着で講演したら変人だと思われないだろうか」「『いいね!』を返さないとあの人、気を悪くするんじゃないか」とか、たまに心配になる。

 会社でも勉強会でも部活でもママ友でも、集団に入れば必ずあるのがこの同調圧力である。どこの世界にも「なんであなただけ違うの?」と言ってくる奴がいる。仮にいなくても「そう思われているんじゃないか」と勝手に思い込むケースもあるだろう。

 こんな心配から逃れ、のびのびと生きるにはどうすればいいのか?
 ――嫌われればいい、という人がいる。「自分を嫌う人が何人か出てくるのは仕方ない。そんなの放っておけ」と。

 その通りである。
 とは言うものの、嫌われたら何かとやりにくいし、恨まれて嫌がらせされたりしないか心配だし、いろいろ考えたらまだ我慢して付き合ってる方がいいんだよなぁ……。
 と躊躇してしまうのもまた普通の感覚だろう。

 ただ「嫌われてもいい」と唱える人だって、なにも「気に入らないヤツは罵倒してOK」とか「人間はそもそも天涯孤独である」とか言っているわけではない。要するに、
「他人に合わせてばかりじゃなくて、もう少し自分の思うがままに生きましょう」
というわけだ。よく考えればぜんぜん突飛なメッセージではない。

 では、具体的にどうすれば、「嫌われてもいい」と思えるようになるのだろう。また、そんなふうに振る舞えるのだろうか?
 今回は、そんなわけで対人関係で自由になるヒントを3冊の本から探してみた。

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