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職場を生き抜け!ビジネス

職場を生き抜け:【240】「長引く5月病」になってしまったら…(4/5ページ)

2014.06.11

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壊された理想像を受け入れられないプロセスが「五月病」を誘発

 私は、20代後半から30代前半の5~6年間は猛烈に厳しい上司たちに仕えました。今にして思えば、いじめでしかないと判断できます。当時は、上司らの感情に任せた言葉を「自分を育成しようとしている」と真剣に受けとめていました。いつしか、「5月病」に近い状態になっているときもあったのです。

 当時、なぜ、私は自虐的な言葉を自らに浴びせ、身を守る空間に入ろうとしたでしょうか。今なお、その理由は正確にはわかりません。おそらく、あるべき理想像に近づけない自分がはがゆく、口惜して仕方がなかったのではないか、と思います。

 私は、理想の高い社員でした。20数年前、学生時代の3年間、大手報道機関に入るため、ほぼ毎日、6~8時間は勉強をしていました。高倍率を突破し、内定を得て入社した後も、もっと大きなステージで活躍したいと考え、野心的な行動をとっていました。早く頭角を現したくて仕方がなかったのです。自分は常に優秀でなければならない、と信じ込んでいました。

 ところが、20代後半の頃、上司らと摩擦が続き、徹底して潰されます。すると、理想像が壊されます。それを受け入れることができなかったのではないか、と思えるのです。そのプロセスの中で「5月病」のような状態に、一時期になってしまったのではないか、と分析しています。心のどこかに「優秀である自分はこうあるべき」「こうでなければいけない」という、根拠なき思い込みがあったのです。実は、根拠などなかったのです。だからこそ、あっという間に消えます。ところが、それを受け入れようとはしなかったのです。

この思いは、根拠なき、規範意識と置き換えてもいいのかもしれません。さらにいえば、ゆがんだ自己愛ともいえるのかもしれません。冷めて、突き放した見方をすると、ひとりよがりで、甘えともとれるかもしれません。

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