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職場を生き抜け!ビジネス

職場を生き抜け:【240】「長引く5月病」になってしまったら…(2/5ページ)

2014.06.11

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上司の言葉を分解して受け止めることを意識する

 そのうえで、一例をもとに考えてみます。私が3年前に取材した鉄工所(社員数60人)に、30代前半の男性がいました。社長の話によると、男性は「長引く5月病」になったようです。力が抜けてしまい、仕事がはかどらず、無断欠勤もしていたと聞きました。その理由の1つには、40代の上司の存在がありました。上司は男性を繰り返し、皆の前で叱りつけました。ミスを指摘したうえで、「この仕事に向いていない!」とか、「小学生以下のレベルだ!」といった言葉を浴びせたとのことです。

 このような言葉を発することは、上司として問題があるのでしょうが、社員数が100人以下の会社ならば、ありうることかと思います。この規模は、管理職などの教育は十分とはいえない可能性が高いと思います。社長は「うちの現場では、怒鳴り合い、罵倒し合い、互いに強くなっていく。そこで這い上がるものしか、認めない」と答えていました。

 では、部下はどうするべきでしょうか。どうしても我慢ができない場合は、できるだけ早く辞めるべきでしょう。一方で、仕事などに魅力を感じ、しばらくは今の職場に残り、働きたいならば、上司の言葉を分解して受け止めることを意識するべきです。この試みは経験論でいえば難しいのですが、検討には値するかと思います。

 分解とは、「こういう問題を起こしただろう?お前は、この仕事に向いていない!」といった言葉ならば、「こういう問題を起こしただろう?」と、「この仕事に向いていない!」との部分にわけることを意味します。

 前半の「こういう問題を起こしただろう?」については、実際にその問題を引き起こしたならば、事実として受け止める必要があります。ここで口ごたえをすると、上司からみれば、たまらなく不愉快なのでしょう。それは、部下として踏まえるべきではないでしょうか。

 後半の「この仕事に向いていない!」という言葉は、聞き流すことを勧めます。この言葉は、現時点では事実とは言いきれないからです。今後、大いに化けて、優秀な人材になることもありうるのです。特に20代後半までくらいならば、その可能性はありえます。

 「この仕事に向いていない!」は、上司が感情に任せ、口にした可能性があります。ただし、部下である以上、表向きは真剣に聞いて反省をしているふりをしたほうがいいでしょう。心の中で「そこまで言い切ることができるのか?」と思っておくとよいでしょう。「この仕事に向いていない!」のかどうかは、今後、少なくとも数年間は働いてみないとわからないと思います。

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