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梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」ビジネス

梶原しげる:【298】相手を失望させる「そうなんですね」という無感動相槌言葉を撲滅せよ!(1/7ページ)

2014.05.15

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「そうなんですか」の<か>を<ね>に代える若者言葉が蔓延

 目上やお客など、本来「高めるべき相手」「ヨイショすべき相手」を怒らせている「例の表現」の勢いがやみそうにない。

 この10年、我が国を席巻する相槌言葉「そうなんですね」だ。

 「そうなんですか」<か><ね>に代える若者言葉。

 コンビニの店員さんがしばしば口にする「お弁当温めます?」など「<か>取り言葉」を本稿で「槍玉に挙げた」時にもふれた「そうなんですね」問題が、さらに深刻度を増している。

 年配社員「老化防止で始めたジョギングだけど、この間、ホノルルでようやく4時間が切れてねえ」

 何でも無いように言っているがご本人にとってはちょっとした自慢なのだ。

 定年後再雇用のオジさんが、フルマラソンで4時間を切るのは賞賛されていい。若いものが年長者を労うならその話題を広げて差し上げるべきだ。

 20代、30代の連中だって初心者なら5時間6時間は普通にかかる。「日頃の鍛錬ぶり」と「チャレンジ精神」をポジティブに表現するのは社交の基本だ。おじさんだってそれを期待していたかもしれない。

 ところがその場で話を聞いていた若い女性社員のレスポンスは「そうなんですね」の素っ気ない一言。マラソン話はそこで打ち止めとなった。

 「そうなんですか?」とおどろきの<か>が入っていれば展開は違ったはずだ。

「そうなんですよ!自分でも驚いたんだけど、フィニッシュした後まだ10キロぐらいはいける感じだったなあ」

 自慢話を聞いてもらえたらさぞや満足なさったことだろうに。

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