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梶原しげるの「プロのしゃべりのテクニック」ビジネス

梶原しげる:【296】農業研修で「田舎と都会をつなぐ受け皿作り」目指すNPO法人「えがおつなげて」の挑戦(4/6ページ)

2014.04.24

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農業とは無縁の若者が続々集まる

「田舎は宝の山だと改めて気がつきました。都会で何かやろうとするとまず土地取得の問題、お金の話が必ず立ちはだかりますが、田舎には使われていないただ同然の土地がいくらでもある。また山梨県は天然水の宝庫でもあります。農業用水路も実に豊か。そもそも現存する日本の農業用水路を一本にしてつなげると、地球10周分と言われるほど日本の田舎は水資源に恵まれているんです。一部の地域を除けば緑も豊か。地方では森林の間伐材も有効利用すれば燃料にも事欠かない」

「美味しい水と澄んだ空気。ゆったり過ぎる時間。自然の堆肥に育まれた土から育った作物をそのまま口にできる贅沢に勝るものはありません。対人関係のストレス解消、肥満防止のため、わざわざスポーツクラブに行って汗を流す必要もありませんしね」

 こんな風に幸せに暮らす曽根原さんの噂は次第に都会の人たちに伝わって行く。

 21世紀を迎える頃から、都会では「ロハス」とか「スローライフ」というキーワードとともに「田舎への憧れ」が強まった。

 雑誌記者が「田舎暮らし特集」で取材に来る。東京のテレビがニュースでレポートする。バラエティー番組でも「田舎体験」の企画でタレントさんを連れて来る。たけし軍団も総出でやって来たそうだ。

 そうこうするうちに農業などまるでやったことのなかった若者たちが「是非やりたい」「ボランティアスタッフとして働きたい」と集まって来る。

 みんな「お金」という報酬は、はなから考えていない。「体験したい」だけなのだ。

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