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梶原しげる:【291】「佐村河内」記者会見を巧みに操った“奇跡の天才”ペテン師の話術(1/6ページ)

2014.03.20

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佐村河内氏と記者たちの攻防

 このところ何かと気になる記者会見が続いている。「STAP細胞疑惑」を巡る理研の記者会見や「差別的横断幕問題」についての浦和レッズやJリーグチェアマンの会見などなど。中でも「全聾(ろう)の作曲家」佐村河内守氏記者会見の前評判は大変なものだった。

 やった事がやった事だけに、彼の記者会見は「人をバカにした」「嘘だらけ」「ふてぶてしい」といった形容詞が並び、「佐村河内・記者会見で大失態」と言う印象の文言が目立つ。しかし会見の彼の「仕切り方」と言う点だけに着目した私の評価は意外にも高かった!(こういう言い方をするだけでひんしゅくを買いかねない空気ではあるが…)

 会見に出席した、腕っこきの記者・レポーターを前にした彼の戦いぶりは、不謹慎な言い方になるかもしれないが「なかなか」なものだった。

 さすが「稀代のペテン師」と言われるだけの事はある。

 この男の「インチキ」「大嘘」のおかげで金銭的・心理的・肉体的に被害を被った多くの方々がいらっしゃる。それは断じて許せない。インチキをインチキと見抜けぬまま、結果としてヨイショして、世間から非難を浴びる事になった人も被害者だ。我が事のように憤慨に絶えない。

 その事を大前提にしつつ、本コラムではそれとは別に、会見での彼と記者達との攻防を「会見観察人」としての立場でコメントする事をお許し願いたい。

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