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梶原しげる:【290】離れ離れの村民を分断しない!全村避難の飯舘村村長が語る「真手」に込めた復興への思い(4/7ページ)

2014.03.13

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帰村に結びつく除染を計画的に進めるのが最良の道

 菅野村長の「避難」に関する判断についてはいろいろな意見があることだろう。「人の命に関わる」のだからその時点で100%全力で取り組むのは当然だ。

 しかし「すべてを捨てて即刻退避させろ!」「国の退避命令があるまでは室内待機で身を守れ!」と、情報も議論も錯綜する。

 熱狂する「極論」に翻弄されてはならない。その後に続く長い戦いを考えれば冷静なバランス感覚が求められた。

梶原「その後の除染は思ったほど進んでいないと聞きますが…」

菅野「国の当初の判断ではこの時期(取材は2014年3月4日)すでに除染がすんでいるはずでした。村の現状を知っている私からすればそりゃあ無理だと思っていましたが。案の定!先日、監督官庁からあと3~4年かかると訂正が入りました。これだって確かな数字とは思えません」

「とはいえ、除染は全く効果がないとも私は思っていません。私も提案していますが、まずは住居を除染。次に田畑など作業場。そして最期に山林。段階を踏んで少しずつ帰村に結びつく除染を計画的に進めるのが最良の道と、研究者達の話から判断したのです。できる所から少しでもいい状況を見つけながら前に進む。これが村民の希望につながるとの信念でした」

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